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男の一生―遠藤周作歴史小説集〈5〉

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  • サイズ B6判/ページ数 659p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062618052
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0393

内容説明

戦国の世、一介の地侍、前野将右衛門は、大きな野望と夢に生き、戦い、死んでいった。木曾川の草の匂い、樹々の匂い、命の匂いを描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちいすけ

3
登場人物の心理描写に引き込まれ、長編だったがどの場面でも本書の世界にスッと入ることができた。登場人物の潔く死に向かう心の有り様が切なかった。筆者の歴史物、機会があればまたトライしてみようと思った。2023/09/24

あけの

3
最後にしっかり遠藤節だった 戦国の時代を英傑たちでなくその影で支えてきた武将の 恋の行方2021/03/27

mika_i

1
秀頼が誕生し秀次が捕縛されるまでの皆の心理がよく描写されていた。息子景定が秀次の連判状に参加していたと判明したときの将右衛門の受けた衝撃に涙が止まらなかった。盟友の前野将右衛門の息子を死罪にして本人も死に追い詰めた秀吉はどう思っていたのだろうか。あまりにも残酷な結末に人の世のはかなさを感じ、それは木曽川の流れと重なる。この物語が後ほど深い河に結実する。幾多の人間が喜び、悲しみ、情熱を持ち生きて死んで行っても、川はいつも変わらず黙々と流れ続ける。そして彼の辞世の句は最後は自分の運命を受け入れたのではと思う。2022/07/27

あとも

0
戦国時代の物語でも、遠藤流のキリスト教の想いがしっかり語られています。良作。2011/09/13

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