源氏物語〈巻3〉 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 299,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062614535
  • NDC分類 913.369
  • Cコード C0393

内容説明

光源氏を襲う逆境の嵐と運命の変転。瀬戸内寂聴の名訳で贈る大ヒット話題作待望の新装版、巻三刊行。

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島市に生まれる。東京女子大学卒業。1957年、「女子大生・曲愛玲」で第3回新潮社同人雑誌賞を受賞。1963年、「夏の終り」で第2回女流文学賞を受賞。1973年、中尊寺で得度受戒。法名、寂聴。1992年、「花に問え」で谷崎潤一郎賞を受賞。1996年、「白道」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。1997年、文化功労者に選ばれる。1998年、放送文化賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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森の三時

38
三巻は「須磨」から「松風」まで。気を付けていることは現代の倫理基準で評価することは避けよう、その人が幸福か不幸かは本人以外が決めるべきではないということ。一番のポイントは明石の君の登場ですが、これまでの女性たちが所々再登場します。紫式部によって語られる、明石の君、紫の上、花散里、御息所、末摘花、空蟬などの心の内は、氷山の海面に浮いた一部に過ぎない。その下にもっと激しい感情があることを、待つ間、絶えず波にさらされていることを源氏は知らないのだろうなぁ。女性たちの心細い暮らしの面倒をみるところだけは尊敬。2020/05/30

tom

11
源氏物語の3巻目。今回は、瀬戸内寂聴版。これまでは、源氏の女漁りの顛末記として読み、大笑いしていた。ところが、よくよく読んでみると、源氏を取り囲む女たちの経済状況やら経済不安などなどが書き込まれていて、なかなか面白い。今も昔も、経済生活というのは、大切な事項だったのだと、妙なところで納得。2016/08/28

ユウ タム

3
図書館本。常陸の娘、明石の君、藤壺、空蝉、御息所と関係を持ったその後について。源氏の君を待ち尽くす常陸の娘、源氏の子供を産んだ明石の君のストーリーが印象に残る。昔の女を甲斐甲斐しく側に置く様に手配する懐の大きさと財源、そして美貌を備えた源氏の君は正に成功者であろう。「関谷」の華やかさが「源氏物語絵巻」に残っているとは……初めて知った2024/04/20

サガン。

1
この辺りまで来るとチラッと名前を聞いたことはあるが知らない話がほとんど。相変わらずの光源氏だけど、お世話したりしてあげるのはなかなか。2023/01/09

aqua9209

1
騙して(?)連れてきた幼い女童だった紫の上も今は分別の付く姫君となり、3巻全編に渡り源氏が紫の上のご機嫌を伺いながら他の女性と逢引きする姿は、攻守逆転!!紫の上がかかぁ天下に!!!(笑)!! さぁ4巻へ....2020/02/24

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