講談社選書メチエ<br> パロール・ドネ

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講談社選書メチエ
パロール・ドネ

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  • サイズ B6判/ページ数 401p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062583480
  • NDC分類 389
  • Cコード C0310

内容説明

30年余にわたる名講義。レヴィ=ストロースの思想の全容がここに。中沢新一が贈る本邦初訳。

目次

第1章 調査地―研究調査をする場所・領域
第2章 神話論理
第3章 神話と儀礼をめぐる探究
第4章 社会組織と親族をめぐる近年の議論
第5章 氏族、リネージ、家
第6章 高等研究院における九つの講義

著者等紹介

レヴィ=ストロース,クロード[レヴィストロース,クロード][L´evi‐Strauss,Claude]
1908年生まれ。哲学を学び、人類学に転ずる。1982年までコレージュ・ド・フランス教授。アカデミー・フランセーズ会員。構造言語学の考え方を人類学に導入し、構造主義の方法を確立・大成したことで知られる

中沢新一[ナカザワシンイチ]
1950年、山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、多摩美術大学芸術人類学研究所所長。人類学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

10
文章は平明だけど初心者には到底向かない。研究者・学生向きの、ノート集という感じ。文化人類学を専門で学んでる人には、華やかな著作を書く前の、学者的レヴィ=ストロースの姿がよく見えて実に面白いはずだ。神話や親族形態から社会の総合的秩序を読み取ろうとするクールな視線が貫徹されていて、あの大著たちもこうした地道な探求から生まれていったのだなあと納得することしきり。中級〜上級者向けのおさらい本2012/06/06

roughfractus02

4
文化はなぜ集団によって作られるのか?32年の講義の要約である本書は、巨大で不安定な自然との交渉が様々な集団ルールを作り、それらから成る文化と他文化の多様な交渉が地上で継続される様を描く。一方、死者と生者の契約や霊魂の論証、贈り物としての女性の交換としての婚姻等の群構造で検討を読みながら、構造で捉えうる冷たい社会が自分自身の生きる熱い社会に変わるのはなぜか?という問いが生じるなら、読者は、この「贈られた言葉」(Paroles données)から自然を制御する欲望に満ちた技術に囲まれる現況に目を向けている。2018/08/12

ダージリン

1
レヴィ=ストロースの講演集を読んだのに引き続いて。講義抄録であり、どのような講義をしたかをまとめて提出したものだという。エッセンスのみという感じだが、どういう問題意識を持って研究に当たっていたかは良く見える。構造主義を少し学んでみたくなった。2018/01/07

ひょろ

0
悲しき熱帯がよかったのでそのノリで読もうとしたらなんか物足りないというか、講義用のメモを出版した感じ。うーん…途中で飽きたし。2011/07/26

p-nix

0
大学での講義を元にしたということで文章が平易。2009/06/24

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