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内容説明
行列力学、波動力学、経路積分を超えた量子力学の第4の枠組=確率力学を駆使して、量子の動きをExcelで視覚化する。目に見えない量子の世界を確認しながら理解できる画期的入門書。
目次
第1部 量子力学百面相(ヘルゴラント島=ハイゼンベルク;調和振動子;行列力学;行列を求める;アルプバッハの夜=シュレーディンガー ほか)
第2部 Excelで覗き見る量子の姿(確率力学の裏技;はだかの量子の動き;自由運動をする電子;一様乱数;確率分布と確率法則 ほか)
著者等紹介
保江邦夫[ヤスエクニオ]
1951年岡山県生まれ。東北大学で天文学を、京都大学、名古屋大学で理論物理学・数理物理学を学ぶ。理学博士。学位取得後スイス・ジュネーブ大学理論物理学科に奉職。確率変分学の開拓者として知られる。武の神人とうたわれた故佐川幸義宗範の直伝を受けた大東流合気柔術を心の糧とし、真理探究のみを目指して生きている。現在、ノートルダム清心女子大学大学院人間複合科学専攻教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
slip001
0
確率力学としての量子力学2013/08/03
Yusigaya
0
これは名著。量子力学の考え方の新たな発見。ところどころ誤植があるのが残念。2011/04/05
hioki416
0
量子力学といえば、ハイゼンベルグの行列力学、シュレーディンガーの波動力学、ファインマンの経路積分の、三つの定式化があり、本書は第4の定式化として確率力学を用いている。そのためか、量子力学の標準理論とは相容れない描写がでてくる(「電子一個の動き」を数値化して追跡しているところなど)。本来は重厚な教科書になるべき内容を、新書一冊にまとめているのでかなり議論の進行に無理をしているのが分かる。部分的に間違っている箇所もある(らしい)。が仕方があるまい。2010/02/07