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内容説明
脳と心に快楽や恐怖をもたらす薬と食べ物。なぜだか頭の冴えるときとボケるときがある。なんだか心が晴れる日と憂うつな日がある。そのとき脳ではたらいている物質は、食べ物や大衆薬を通して日常的に摂取している。脳と心の“薬”と“毒”の正体を見る。
目次
第1章 生きている脳(脳と心のしくみ;心をつくる物質 ほか)
第2章 脳内物質のアンバランス(神経シグナルの正体;モノアミンのはたらき ほか)
第3章 心を変える身近な物質(カフェイン;プロスタグランジン ほか)
第4章 食べ物で心が変わる(アミノ酸;糖類 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anco
14
心は脳の神経細胞が情報交換していることの表れ。神経細胞から放出される物質の質と量によって、どのような心が生まれるかが決まる。その情報交換を担っている、いくつもの脳内伝達物質について説明されていました。食生活を見直そうかと思いました。2015/08/15
Arisaku_0225
12
1999年発行。もう20年以上も経っているが、いかに人の行動や心がカフェインやアミノ酸(ホルモンの材料)といった化学物質に支配しているかが分かる本。これを読んでいると今自分が抱えている不安だったり眠気だったりも脳内で何かしらが働いてるのかなと考えたりして楽しく読めた。最近睡眠導入のルーティンとして牛乳とお菓子を食べているのだが、どうやら牛乳に含まれているトリプトファンがいい感じに効果があるそうだ。確かに最近はよく眠れるなぁと思っていたがちゃんと科学的裏付けがあると安心できる。2023/04/20
Humbaba
9
脳が正しく動作するためには,内部の情報の伝達が正常に行えることが必要不可欠である.それが正常に行えるようにするためには,脳内に伝達を補助する物質が存在しなければいけない.それらが正常な量あれば,脳は情報をうまく伝達し,処理することが可能となる.2012/02/25
ゆらゆら
2
面白かった!ぼくらの精神ってのは、とてもよくできたバランスの上になりたってんだなあと感じた2012/03/26
いきもの
2
兄本。神経伝達の話をざっくりと。で、神経伝達物質とそれらを阻害したりする物質の諸々をかなりざっくりと。ざっくりざっくりで読みやすい。けど痒いところには手が届かない。2010/03/26