紅のアンデッド―法医昆虫学捜査官

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紅のアンデッド―法医昆虫学捜査官

  • 川瀬 七緒【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 講談社(2018/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062210218
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

高齢夫婦が連れ去られて1ヵ月。残されていたのは切断された小指が三本。殺人の線が濃い難事件に、法医昆虫学者・赤堀涼子が挑む!東京都内の古民家で、おびただしい血痕と3本の左手の小指が見つかった。住人の遠山という高齢夫婦とその客人のものと思われたが、発見から1ヵ月経っても死体は見つかっていない。いっこうに捜査が進展しない中で岩楯警部補は、相棒の鰐川と事件現場を訪れ近所の聞き込みを始める。他方、法医昆虫学者の赤堀は科捜研を再編成した「捜査分析支援センター」に配属されていた。法医昆虫学と心理学分野、技術開発部の三つが統合された新組織だ。所属のせいで事件現場には立ち入れなくなったものの、同僚のプロファイラーと組んで難事件に新たな形で挑戦を!

川瀬 七緒[カワセ ナナオ]
著・文・その他

内容説明

新展開!乱歩賞作家の大人気・警察ミステリーシリーズ。事件現場には小指が3本!法医昆虫学者の赤堀は、新たな組織で事件に挑むことに!

著者等紹介

川瀬七緒[カワセナナオ]
1970年、福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。服飾デザイン会社に就職し、子供服のデザイナーに。デザインのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、2011年、『よろずのことに気をつけよ』で第57回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

293
シリーズ6作目。今回は何よりハエとウジに変わって〇〇〇虫が大活躍!遺体無き現場に残されていた3本の小指、微妙に喰われ方の違う一つが気になる赤堀先生の見立てやいかに!?どちらかと言うとムシ達よりも、捜査本部に軽視される法医昆虫学・犯罪心理学チームの葛藤に主点がおかれる前半は少し異質。捜査途中、偶然呼び起こされる赤堀先生の過去はなかなか重い。何とも事象が繋がらずイライラする中、主役が突然痛々しく登場してからの急展開はさすが!最後やっと明らかになる真相は、想像を絶する胸糞悪さと嫌悪な人物ばかりで驚愕するばかり…2018/06/25

utinopoti27

239
家中に残されたおびただしい血痕、畳に転がる3人分の小指、ここでいったい何が起きたのか、そして老夫婦はどこに消えたのか・・。法医昆虫学捜査官・赤堀涼子シリーズ第5弾は、プロファイラーを新たに加え、猟奇事件の謎に挑むという筋立てだ。お馴染み岩楯刑事との息の合った絡みのほか、今回は、父親との確執に苦しむ赤堀の過去も明かされる。いくら事件解決に貢献しても、捜査陣からは相変わらず色モノとしか評価されない法医昆虫学。それでもめげずに頑張る天然キャラ赤堀の活躍を、今後も見守っていきたい。息長く続いてほしいシリーズだ。2021/03/13

ケンケン

224
(562冊目)待ちに待った新作、今回も一気に読了。 赤堀 先生の過去・新たな一面、新しい職場&同僚の面々、食品に含まれる動物由来の成分知識、依存に関する知識といった要素もあり、飽きさせない構成で益々このシリーズのファンになりました。 バラバラだったピースが嵌まり合い、人の業が引きつけ合った真相への怒涛の展開は、読み応え十分。 相棒のワニさん、やっぱいいキャラしてる♪ 2018/05/07

yu

215
Kindleにて読了。今回もタイトルがうまいですなぁ。赤堀さんの過去が垣間見えた今作。人間、生きていればそれなりに色々あるもんだよねぇ。2019/09/03

とろとろ

180
このシリ−ズ6冊目。やっと追いついたので読んだ本の感想を載せることにする(^o^)。またも殺されそうになった赤堀。昆虫学者のくせにいつもこんな状況に陥る結構ハードボイルドな話ばかりだが、今回はやけど虫程度で済んでよかったなぁ。実写版で映画とかドラマ仕立てにすると誰が適役かしらとか考えるけど、こんなにハードなら、警視庁生き物係の橋本環奈は無いな。途中、ウジ虫と切断された指の話ばかりでちょっと辟易させられたが、ビーバーの肛門の近くの分泌腺の物質とか、カイコのフンとかの食品添加物のウンチクとはとても面白かった。2018/08/31

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