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風の如く―久坂玄瑞篇

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  • サイズ B6判/ページ数 420p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062195508
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

吉田松陰という師を失った平九郎たち松下村塾の面々は松陰の遺志を継ぐことを誓う。倒幕という極論に彼らはたどり着くが……。

松下村塾に入門したことで、後の傑物たちと出会い、日本の将来について考えることになった平九郎。だが吉田松陰は処刑される。師を失った高杉晋作、久坂玄瑞、平九郎たちは集まり、松陰の遺志を継ぐことを誓う。将軍など飾り物に過ぎず、幕府を切り捨てるべきだという極論に彼らはたどり着くが……。平九郎たちは、日本に新たな夜明けを見せることができるのか。

第一部 桜田門外の変
第二部 航海遠略策
第三部 寺田屋事件
第四部 奇兵隊
第五部 蛤御門の変

【著者紹介】
1961年、北海道生まれ。1998年に第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー。警察小説「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」シリーズ、『早雲の軍配者』『信玄の軍配者』『謙信の軍配者』の「軍配者」シリーズをはじめとする時代・歴史小説など、幅広いジャンルで活躍。

内容説明

松門の竜虎と呼ばれた久坂玄瑞と高杉晋作。吉田松陰を失った今、長州藩の行方は二人の肩にかかっていた。

著者等紹介

富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年、北海道生まれ。1998年に第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

73
安政の大獄から蛤御門の変までが描かれています。松陰先生の処刑後、師を失った松下村塾の塾生たちは松陰先生の遺志を継ぐことを誓うのが熱いですね。尊王から倒幕へとその思想が変わるのは極端に思えますが、国の行く末をしっかりと見据えていたのには違いありません。久坂玄瑞を中心に激動の時代がより激しくなってきました。松陰先生同様、久坂さんも志半ばで散っていきます。その最期は辛いものでしたが、高杉晋作へと自分の遺志を伝えようとしたのは、高杉さんも国のことを考えていたからでしょう。まだ物語は続きそうです。2015/08/13

ケンケン

18
(421冊目)架空の人物・平九郎から見た長州藩・幕末の激動の時流を辿るシリーズ、今回も大変読みやすくて一気に読めました(^^)龍馬・蔵六など知ってる重要人物らが登場してきたとともに、激流の度合いが増してきて続編・高杉晋作篇も読むしかないな! 相変わらず、平九郎の人物像が魅力的である♪ 2015/08/15

ゆずこまめ

13
時代の流れが激流と言っていいくらい激しくて、その中で若者達がどんどん死んでいくのが切ない。かなり中途半端なところで終わるので、次も読まないといけません。2015/09/27

toshi

11
登場人物が多くて、しかも個々の説明も殆どない。史実に基づいた話だろうから、歴史好きな人なら説明なんかなくても知ってる事なのかもしれないけれど、私には全く知らなかったり、かろうじて名前だけ聞いたことがあったりする程度だったりで、フィクションとして読んでいたのでもう少し説明して欲しかった。それでも終盤にかけて、緊張感が高まってくると俄然面白くなってくる。しかし、最終章になると歴史上の出来事で知ってる人にはわざわざ説明の必要がないのかもしれないけれど、私には説明不足でついていけなくなる。この終わり方は続編がある2015/07/04

Falgorou

10
松蔭編からの続き。架空の人物・平九郎からみた激動の幕末、長州藩を舞台にした歴史小説で松蔭死後から禁門の変まで。久坂編なんだけれど前半は村田蔵六(後の大村益次郎)、中盤は高杉晋作の出番が多く、後半になるまで印象が薄い。けれども禁門の変直前辺りからの玄瑞の苦悩や覚悟の描写はさすがで、自害して果てるシーンは感極まって泣きそうになった。私は幕府贔屓なので倒幕思想へと傾いていく経緯に同情はできないけれど、それでも当時の彼らの日本を守りたいという純粋な気持ちには敬服する。次巻も楽しみ♪2015/10/05

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