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君の隣に

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062195324
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

それは愛する人からかけられた冷たい「魔法」。埋めることのできない「喪失」。「生と死」を描いてきた著者が投げかける新たな傑作!それは愛する人からかけられた冷たい「魔法」――

埋めることのできない「喪失」。
「生と死」を描いてきた著者が投げかける新たな傑作!
この物語の行く末は? 驚嘆のミステリー!!

『ストレイヤーズ・クロニクル』『at Home』と映画化が続く著者による最新作!

横浜・伊勢佐木町で風俗店『ピーチドロップス』を営む大学生・早瀬俊。
彼は進藤翼という少女と二人で暮らしていた。
深い翳を宿す青年・早瀬と、非の打ち所がない少女・翼。
店の常連客、翼の担任教師、老いた元警官など周囲の人物たちから、
少しずつ早瀬と翼の秘密が明かされていく――。

偶然に翻弄された人々の哀切に胸が締め付けられた。
                                ――行定 勲さん(映画監督)
本多孝好の真骨頂ともいえる「特別な」作品だ。
                     ――三省堂書店営業企画室 内田 剛さん
誰かを大切に思える時、人は強く生きられる。この作品で希望をもらいました。
                  ――大垣書店イオンモールKYOTO店 辻 香月さん
伊勢佐木町、港の見える丘公園……慣れ親しんだ街並みの情景も物語を深く彩っているように感じました。 
          ――紀伊國屋書店横浜みなとみらい店 安田有希さん

scene1?アヤメ
scene2?吉田
scene3?星野
scene4?満村
scene5?坂巻
scene6?豊


本多 孝好[ホンダ タカヨシ]
著・文・その他

内容説明

横浜・伊勢佐木町で風俗店『ピーチドロップス』を営む大学生・早瀬俊。彼は進藤翼という少女と二人で暮らしていた。深い翳を宿す青年・早瀬と、非の打ち所がない少女・翼。店の常連客、翼の担任教師、老いた元警官など周囲の人物たちから、少しずつ早瀬と翼の秘密が明かされていく―。埋めることのできない「喪失」。「生と死」を描いてきた著者が投げかける新たな傑作!この物語の行く末は?驚嘆のミステリー!!

著者等紹介

本多孝好[ホンダタカヨシ]
1971年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年に「眠りの海」で、第16回小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

133
デリヘルが舞台のお仕事小説かと思っていた。ところがドッコイ、連作短編のストーリーは刻々と深刻になっていき、恋愛、ミステリー、ハードボイルドetc.etc.様々な様相を見せながら、意外な展開へ。ググッと惹き付けられる。2015/12/27

さき@merry

94
皆、心の奥に「寂しさ」を抱えている。重心を探しながら歩く姿は危うげで、大切な人の、そのバランスが崩れて倒れないように、その隣で支えたいと願う。タイトルに込められた意味の美しさに気付き、はっとした。早瀬の行動は異常ともとれるが、支えることすら許されなかった苦しみはそれほどのものだったのだろう。ラストは爽やかで温かく、本当に魔法が解けたような感覚になった。大切な人に寄り添える幸せに、気付かせてくれる作品。2016/07/24

hisato

88
【図書館本】時系列が分からないまま、そして人の呼び名がちょこちょこ変わるので各章での話の流れが分からず、振り回されたまま読み切りました。最後で進藤家の事情が分かって、今までの話が頭の中でカチッと納まった感じです。そういう意味で読後感はすっきりでした。 たぶん、ちゃんと整理して書かれていたら、ここまですっきりした感じにはならなかったのかな。 話としては社会の陰の部分が多いので、ステキな話とは言いにくいです。最後はキレイにまとめられていますが、読む人を選ぶかもしれません。早瀬さんとか翼のその後が気になるなぁ。2016/12/03

nabe

84
読みやすいし面白いと言えなくもないが、結末にはあまり共感出来ない話だった。好きな人には悪いが俺には響かなかった。愛と優しさを謳っているが、その実、彼女は孤独で孤高で、周りの人に対しても救いがないんじゃないかと訝しんでしまう。それで翼は本当にハッピーなのかい?ってね。それに俊の人物像も曖昧な感じだったし、もう少し掘り下げてくれないと、何故女神のように心酔したのか全然分からないし感動のしようもない。連作部のデリ嬢とかもただ通り過ぎて行くだけ、いや、大概の人物の傍を通過するだけの物語だったかなぁという印象。2015/07/17

くろにゃんこ

81
このタイトルと表紙にどんな話なのかなぁと読み始めたらデリヘルの話でビックリ!客だったり働く側だったりの連作短編でこれを読み続けるべきか迷っていると、連続失踪事件が出てきてさまざまな人の視点で話が二転三転しながら思いもしなかった方向へ。あぁ、それでこのタイトル(^^ゞ読了感はしんみり・・・2015/10/14

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