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バードドッグ

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062190480
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

組長を殺したのは誰なのか?容疑者は全員ヤクザ、探偵は元ヤクザ。「悪党が考えそうな筋書きは全部知っている」『藁の楯』著者最新作

日本最大の暴力団・菱口組系の三次団体である佐村組組長が突然、姿を消した。二次団体である燦宮会理事長になることが決まった直後のことだった。抗争なのか、内部犯行なのか。燦宮会会長の二木は、旧知の元ヤクザ矢能政男に調査を依頼する。容疑者は全員、動機ありのヤクザたち。アリバイなし、物証ゼロのなか、果たして探偵・矢能はいかなる真相を導くのか。「悪い奴が考えそうなことは全部知っている」痛快無比の悪漢探偵小説!

内容説明

日本最大の暴力団・菱口組系三次団体の佐村組組長が突然、姿を消した。二次団体である燦宮会の理事長になることが決まった直後のことだった。抗争なのか、内部犯行なのか。燦宮会会長の二木は旧知の元ヤクザ・矢能政男に調査を依頼する。物証ゼロ。容疑者は“動機あり、アリバイなし”のヤクザたち。果たして探偵・矢能の「推理」の行き着く先は―!?『藁の楯』著者最新作は、痛快無比の悪漢探偵小説!史上最凶、犯人当てミステリー!

著者等紹介

木内一裕[キウチカズヒロ]
1960年、福岡県生まれ。2004年、『藁の楯』(2013年映画化)で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

178
矢能探偵シリーズも気がつけば3作目です。相変わらずの読みやすさは健在で、まるで映画をみているかのようなスピード感で、ストレスなく読み進めていけます。正直、物語の構成やリアル度なのはこの際、度外視してとにかく、この作者さんだけがなし得る作風(雰囲気)を楽しんでいただけたらと思います。探偵「矢能」さんもますます人間味が増し、養女「栞」ちゃんとのやりとりはなかなかアットホームな感じになってきました。美容室のお姉さんも地味に気になる存在で、今後のかかわりが楽しみです。とても漫画家さんが書いたとは思えない作品です。2014/09/25

いつでも母さん

159
面白かった~探偵・矢能、元ヤクザと言う方がふさわしい気もするが、栞の存在がかろうじて探偵の看板を揚げさせている気がする。『勘』がいいのはご愛嬌。ヤクザの中のドタバタも一件落着させて、美容師のお姉さんも今後絡みそうだし、栞ちゃんの成長も気になるところ。次も期待したい。2017/11/09

chiru

113
元ヤクザの探偵矢能に、現役組長の捜索依頼が舞い込む。陰謀渦巻く覇権争いと内部抗争を描く、濃厚な極道ワールド。面白いのは『悪い奴が考えそうなことは全部知っている』矢能に、ヤクザ流の脅しがまったくきかないこと。それを逆手にとった矢能の描くシナリオに、ヤクザが乗っかるのが痛快で、決着の仕方も矢能らしくて好き。誰かと闘って傷つく人生から、弱い存在を守る人生に踏み出した矢能。その一歩は些細な一歩でも、栞には大切な一歩。ぎこちないけど、たどりつきたい場所にようやくたどり着けた感動に、包まれるラストでした。 ★42019/05/29

美登利

105
わお!面白かったわ。2作目を読んでから少し間が空いてしまっていましたが、栞ちゃんの大人びた言葉使いはさほど気にならなくなりました。栞ちゃんを正式に養女とした元ヤクザの探偵矢能さんの強面の表情がニヤニヤと崩れるところが目に浮かぶようです。ハードボイルドなのにラストなんてほろりと来ます。映像化したら絶対観たい。その場合、名前の出なかった頼りない探偵さんは誰が良いか?矢能さんは誰かな?なんて想像するのも楽しい作品です。これは続編出ないのでしょうか。木内さん待ってますよ。2017/11/15

ユザキ部長

100
続き物でしたね。喫煙シーンが多くてうまそうだなと思うけど小三年の娘の前で吸わないで欲しいとか、昼飯に中華料理ばかりとか余計な事考えながら読んでた。本筋は、まぁまぁかな?2017/10/08

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