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仏教徒坂本龍馬

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062178518
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

坂本龍馬の目指した場所は?――真に平和で平等な社会を思い描いていた龍馬の思想を読み解き、現代の諸問題解決の道筋を示す警世の書

慶応三年(1867)末、坂本龍馬暗殺。志半ばで斃れたことで、海援隊の活動を通じて龍馬が実現しようとしたことのもっとも重要なことが忘れ去られた。龍馬は仏教の教えを根本に置いて政治の近代化を進めようとしていたのだ。
明治維新は平田篤胤が唱えた復古神道を利用し強権的に推進されるが、日露戦争時には尊皇の英雄として都合良く龍馬ブームが起きるなど、現在に至るまで龍馬は誤解されている。
維新直後、海援隊の公式文書中もっとも重要な『閑愁録』に賛嘆し、書き写した一人の仏教改革者がいた。その名を長松清風という。
清風が現代に伝えた『閑愁録』を読むことで、龍馬が目指した国家像は真に平等で平和を志向したスケールの大きなものだったとわかる。
また、龍馬を真に評価した清風の仏教徒としての生涯も、今に生きるわれわれにとり示唆に満ちている。
明治以来歪められた近代化の道を突き進んだ結果、第二次大戦で完膚無きまでに敗れてしまう。現代日本人は経済的な豊かさしか信じられない有様だ。
このような精神の貧困を克服するのに、仏教の教えが有効なのではないだろうかと、清風の五代後の子孫である著者は問う。

【著者紹介】
昭和四十四年(一九六九)生まれ。京都出身。本門佛立宗横浜妙深寺・京都由緒寺院長松寺住職。(財)佛立生活文化研究所代表理事。佛立研究所研究員。海外弘通特別委員。
立正高校を経て帝京大学で教育学を専攻。大学在学中、プロジェットスキーヤーとして活躍。映画出演、世界選手権出場の他、全日本ジェットスキー学生連盟初代会長。
大学卒業後、京都本山宥清寺にて止宿、佛立教育専門学校卒業。
海外弘通僧として、イスラエル、米国、インド、スリランカ、シンガポール、イタリア、フランス、ブラジル、韓国と世界を駆ける。

内容説明

海援隊の公式出版物ながら、全く知られていない『閑愁録』。明治二年、一人の仏教改革者がこの小さな書物に深く感動し、龍馬と「仏教ルネサンス」の精神を共有していた―。迷えるすべての人よ、仏教という希望がある。龍馬が目指した、真の明治維新。

目次

第1章 坂本龍馬伝
第2章 海援隊の真価
第3章 龍馬の国家ビジョン
第4章 海援隊蔵板『閑愁録』
第5章 隠された龍馬の思想
第6章 長松清風の『閑愁録』
第7章 仏教ルネサンス

著者等紹介

長松清潤[ナガマツセイジュン]
本化院日桜。昭和44年(1969)生まれ。京都出身。本門佛立宗横浜妙深寺・京都由緒寺院長松寺住職。(財)佛立生活文化研究所代表理事。佛立研究所研究員。海外弘通特別委員。立正高校を経て帝京大学で教育学を専攻。大学在学中、プロジェットスキーヤーとして活躍。映画出演、世界選手権出場の他、全日本ジェットスキー学生連盟初代会長。大学卒業後、京都本山宥清寺にて止宿、佛立教育専門学校卒業。海外弘通僧として、イスラエル、米国、インド、スリランカ、シンガポール、イタリア、フランス、ブラジル、韓国と世界を駆ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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