出版社内容情報
岡本太郎は画家であり彫刻家でありエッセイストでありしかし何よりも思想家であった。
パリに学びバタイユの弟として生きた<考える人>の思想の核心に迫る
講談社創業100周年記念出版
岡本太郎は言葉をあやつる達人であった。きわめて明晰な思考の人でもあった。だからこそ、「どんなに深い思想でも、平たい言葉で明快に説明できる筈です」と、不遜にも言い放つことを辞さなかったし、それを実践してみせた。深い思想をひらたい言葉であきらかに説明すること。これはたぶん、文筆にたずさわる多くの人がひそかに願いながら、たやすくは実現できずに足掻いている課題である。――<本書より>
赤坂 憲雄[アカサカ ノリオ]
著・文・その他
内容説明
岡本太郎は画家であり彫刻家でありエッセイストでありしかし何よりも思想家であった。パリに学びバタイユの弟として生きた“考える人”の思想の核心に迫る。1930年代パリのコスモポリタニズムのなかで呼吸し、対極主義を方法として民族性/世界性の問題を展開させていった思想の軌跡。
目次
第1章 言葉のアヴァンギャルド
第2章 あらためて世界とはなにか
第3章 西欧を超えて
第4章 伝統と創造のあわいに
第5章 対極、または否定的な媒介
第6章 縄文からケルトへ
第7章 はじまりの博物館
著者等紹介
赤坂憲雄[アカサカノリオ]
1953年、東京生まれ、東京大学文学部卒業。現在、東北芸術工科大学教授。同大東北文化研究センター所長。福島県立博物館長民俗学、日本思想史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アルクシ・ガイ
TONY
hi
みつまめ