The new fifties<br> 茶の湯とキムチ

電子版価格
¥1,320
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

The new fifties
茶の湯とキムチ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062165587
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0095

内容説明

なぜ日本人と韓国人は必要以上にお互いを意識するのか。知られざる交流の歴史から、独自の新しい視点をもって日韓関係を読み解く「鳥瞰の文化論」。韓国にルーツを持ち日本で育った著者が、グローバル社会で両国の向かうべき道を提起する。

目次

プロローグ 鳥瞰の文化論のすすめ
第1章 キムチと茶に見る隣国の影響(この一〇〇年で激変したキムチの味;茶の湯と異国趣味)
第2章 古代から始まった日韓交流の根源(アジア各地に見られる神道の類型;古代大和の渡来人ヘゲモニー争い ほか)
第3章 近代における複雑な日韓関係を解く(日本は韓国の陶磁器文化を破壊したか;李朝と江戸―善隣外交と国力の逆転 ほか)
第4章 半島と島国―地形と気候がもたらす国民性(混合文化を生きる日本人;戦いの連続だった韓国人 ほか)
第5章 グローバル時代の新たな日韓関係を考察する(日韓間の「反感」を解決するヒント;歴史は「複眼」で見るべし ほか)

著者等紹介

丁宗鐵[テイムネテツ]
医学博士、日本薬科大学教授、東京女子医科大学特任教授、未病システム学会理事、東亜医学協会理事、日本医史学会会員、百済診療所院長。1947年、東京都生まれ。横浜市立大学医学部卒業。同大学大学院修了。北里研究所入所。この間、米国スローン・ケタリング記念癌研究所に客員研究員として留学。北里研究所東洋医学総合研究所研究部門長、東京大学医学部生体防御機能学講座助教授などを経て、2004年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジェンダー

4
韓国の歴史、日本の歴史を客観的に捉え平等に両者の良い所、悪い所両方書かれていて読みやすいです。自身の体験から感じた所も書かれています。2013/04/29

ちんれん

2
とてつもなく面白い。2013年に入って1番面白かった一冊。右翼系な本も左翼系な本もどっちも一理あって日韓論は楽しいけれど、やはりお互いの違いを笑いあって共存するのが1番。目から鱗の日韓の歴史、文化の交流について書いてありました。韓国好き、日本好きどちらにも読んで欲しい一冊。ただ、研究書ではないからか、1次資料の引用元がわからなかったのが残念。2013/02/12

少穆

2
 題名こそ「茶の湯」と「キムチ」であるが、この本は日本と朝鮮半島の文化は互いに影響を及ぼしあっている物だというのがその趣旨であるようだ。2012/03/25

鵞鳥

1
古事記と日本書紀は、百済と新羅の違いだったとは。 あと筆者の方、漢方の先生だから、勝手に中国系の人かと思っていたら、韓国をルーツに持つ人でした。 思い違いしていたわ〜2017/10/04

in medio tutissimus ibis.

0
最初はルーツ故に日韓に仲良くして欲しいという希望を持ってるだけの人かと思ったら、最後の最後で中国を分割して仲良くなろうと言い出して、ヤバいこの人日韓を仲良くさせるガチ勢だと戦慄した。現在の形の国民国家とか今現在でも機能してないところはあるし国境国土の帰属でもめてるところもあるのに古代史に現在の政治を投影しても仕方がなくて当時の状況を直視せねばならぬというのは本当にその通りなんだけど、どうしてもやっちゃう。でも日韓問題の根は近代史だと思うのだが外せないはずのアメリカについてこの人はどう思っているんだろうか。2017/09/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1054810
  • ご注意事項