私の台所(だいどこ)

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062163712
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

人生を楽しみ、暮らしを大事にする。「上等な生活」って、こういうことだったんだ!胸の中にしみこんでくる、気付きと慈愛の言葉。こんな時代を、明るく楽しく生きるための知恵袋です。いまだからこそ日本人必読の、極め付き名エッセイ。

目次

献立日記
美容体操
お正月の値打ち
うちのしきたり
一枚の賀状
男女同量
ご時世いろいろ
御御御つけ
一病息災
きものと私〔ほか〕

著者等紹介

沢村貞子[サワムラサダコ]
1908年東京生まれ。女優・エッセイスト。府立第一高等女学校(現・都立白鴎高等学校)卒業。日本女子大学在学中に新築地劇団に入団、治安維持法違反で獄中生活を送り、大学は中退。その後、日活太秦現代劇部に入社。34年、映画デビューし、小津安二郎監督作品をはじめ数々の作品に出演、またテレビドラマにおいて名脇役として活躍する一方、日々の暮らしを綴ったエッセイを発表し、77年に刊行した『私の浅草』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

36
沢村貞子さんによる短編エッセイ集。和服に襷をきりりと締めて、実にマメに家のことをなさっていて頭が下がります。女優というお仕事は不規則だし帰る時間も定かではないでしょうにどうやってこれだけやりくりしていたのか不思議です。日頃の自分を振り返って身の引き締まる思いです。2015/05/28

みつりんご

24
善き昭和の家族ドラマの食卓のようだ。夫の口に合うものをこしらえる。こしらえる、この言葉好きなんですよ。私も子供の頃、父だけおかずの品が多くそれをちょっと食べさせてもらうのが嬉しかったな。文章も気取りがなく爽快。女優だから、働いているからと言い訳せずまめに家の仕事をする沢村さん、頭が下がります。2015/07/06

こふみ

18
面白かったです。家事をせっせとこなしながらも、そればっかりでは疲れちゃうから、たまには休む。心も体もバランスがとれた丁寧な生活。見習いたい。2020/09/20

ゆずぽん

16
再読。18年前に亡くなった沢村貞子さん73歳のころのエッセイ。毎日を大切に暮らしていらした様子に昭和の風景が浮かんできます。沢村さんらしい文章にこちらもシャンと背筋を伸ばして暮らしていきたいと思いました。改めて学ぶところも多く、こんな風に年を重ねられたらと思いました。そばに置いておきたい一冊です。2014/05/28

tera。

15
筆者が本当に丁寧に暮らしていらした様子が伝わってきて、頭が下がりました。明治生まれのお母様の教えが平成の今でも違和感無く思える事は、暮らしの基本は100年前とそう変わっていないのだと納得しました。2013/10/25

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