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ドキュメント秘匿捜査―警視庁公安部スパイハンターの344日

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062151894
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

スパイ映画以上の捜査テクニックと緊張感 ロシアの情報機関員と自衛隊のエリートの接触を極秘に追い続け、ついには逮捕した警視庁公安部外事一課ウラ部隊。驚くべき捜査手法を詳細に描くノンフィクション

竹内 明[タケウチ メイ]
著・文・その他

内容説明

警視庁公安部に「ウラ」と呼ばれる男たちがいる。ロシア情報機関員にハメられ、搦めとられた自衛隊のエリート。追尾から逮捕まで、1年間追い続けた「捜査の全貌」を明らかにする戦慄のノンフィクション。

目次

第1章 ゾルゲの亡霊
第2章 運命の狭間で…
第3章 冷酷なるスパイの犠牲者
第4章 この国の真実
第5章 三百四十四日目の結末

著者等紹介

竹内明[タケウチメイ]
1969年生まれ。神奈川県茅ヶ崎市出身。1991年慶應義塾大学法学部法律学科卒業、同年東京の民間放送局に入社。社会部記者として、検察庁を中心に、裁判所、警視庁、警察庁などを担当。2002年より米国ニューヨーク特派員。連邦捜査機関や情報機関のテロ対策、急増するストリートギャングや少女売春問題を取材。2006年に帰国後は夕方ニュース番組編集長等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヱビス

13
警視庁公安部外事第一課と言われても、どんな仕事をしているのか全く想像がつかない。ただ、そこが何をしているのか分かってしまうようでは、そもそもダメだということが、このドキュメントで分かった。防諜を担当するスパイハンターは、公共の安全を守るために、その姿を見せることなく、気配を消し、家族にも何も語れず、ひたすら諜報員を追う。使命感があっても、きつすぎる。2023/01/29

Ted

8
本書は、00年に発生したボガチョンコフ事件(GRUの駐在武官によって三等海尉から機密情報が漏洩した事件)を扱ったドキュメンタリーである。最初はお互いに対等な情報交換をする間柄だと見せかけながら、徐々に相手の弱味に付け込んで機密情報を一方的に引き出す側に立っていくロシアスパイのやり方に忌ま忌ましい感情を抱きながら読んだ。これと関連してレフチェンコ事件の本を読めば、ソ連からロシアに変わってもロシアの対日政策の本質は何も変わっていないことが改めて認識させられる。 2010/05/03

しろくまZ

7
小説「ソトニ」が面白かったので、同一著者による本書も読むことに。こちらはノンフィクション。ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)と警視庁公安部外事第一課との凄まじいまでの「闘い」が描かれている。小説のネタになった「モグラ」や「背乗り」などの言葉も本書に出てくる。それにしても米ソ冷戦が終結した以降もこのような状況だとは驚き。2015年現在、ロシアだけではなく中国、北朝鮮、韓国などの日本での諜報活動の実態はどうなっているのだろうかと考えると、少々怖ろしい。2015/11/28

Jun Masuno

5
ジャーナリストが描いたスパイモノのドキュメンタリーを読む。 麻生幾の外事警察から読み出し、関心を持ったが、ロシアのスパイと戦うスパイハンターの業務が描かれています。 これらを読むといかに日本はお気楽な国か、痛感しますね。 己の矜持だけで日本の為に頑張る方々の業務が報われるよう、もっともっと問題提起するべき実態です。2014/11/03

GOTI

3
ノンフィクションです。平穏に見えているけど水面下で凄い戦いがあるんですねぇ。芥川の小説「手巾(ハンカチ)」を思い出しました。息子の死に柔和に平静を装いながらもテーブルの下で大きな悲しみをこらえハンカチを握りしめている母親の姿を描いていました。優雅に湖上を泳ぐ白鳥も水面下では激しく水を掻いている。上辺だけ見ていてもわからないことってたくさんあるんですね。2015/11/29

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