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走る家

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062142434
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

それなら結婚してよ。柳沢晴子は、いつものように玄関で靴紐をといていた須賀くんへ、どういうわけか求婚してしまっていた。夜のしずけさがちいさく裂けるほどのボリュウムで、いつのまにか挨拶がわりに、そう吐き捨てていた(「走る家」より)。男は旅人で、女は家である。大恋愛ではなく、奇妙でもない、淡くて深い“恋”を描いた恋愛小説集。女優、映画監督としても活躍する著者の最新作。

著者等紹介

唯野未歩子[タダノミアコ]
1973年東京都生まれ。武蔵野美術短期大学、多摩美術大学卒業。1997年「フレンチドレッシング」で女優デビュー。同作品で毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞。以後、多くの映画・TVドラマ・CM等で活躍する。2006年長編劇映画の監督デビュー作「三年身篭る」で高崎映画祭若手監督グランプリを受賞。同名の小説で小説家としてもデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アコ

11
8篇収録の短篇集。おもに恋愛の話。いずれの篇も読み始めはおもしろく感じるのに、どうしたもんか終わりに向けてわかりづらい描写が増えてイマイチだなと思ってしまうものばかり。徐々にピントがずれていく映像を観ているようなもどかしさがあった。小説そのものの題材は好みのものばかりなだけに残念。2013/05/06

ハルいろ

1
するすると読み進む事ができた。やたら美大生が出てくるなと思ったら、美大出身なんですね。なんとなく色とか音とか感じない、そんな雰囲気でした。『夜を通る』『猿の子ども』が、この中では好き。2014/01/24

ひとみ

1
『三年身籠る』にやられ、「時々迷々」の脚本担当会にやられて以来この作者のことを気にかけている。可愛らしい中にぬるっとした毒気が漂うあたりが面白いけど、独特の美大生臭さがちょっと気になる。食べ物ののこだわりは良い。2011/06/25

まき

1
短編集。悪くはないけれど、あまり印象に残らなかった。「猿の子ども」はちょっと好き。2008/10/31

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