内容説明
現役高校生から寄せられた数々の質問に、瀬戸内寂聴がこたえる、「生」の問答集。
目次
１ 今を生きる人へ（今の時代について；自分自身、人間について；死への向きあい方 ほか）
２ 未来に向かって（人とのつきあい方；心の在り方について；将来について ほか）
３ 生きることは愛すること（生きている意味；幸福な人生とは；女の幸せとは ほか）
４ 特別収録（瀬戸内寂聴・講演）
著者等紹介
瀬戸内寂聴［セトウチジャクチョウ］
１９２２年徳島県生まれ。東京女子大学卒業。１９５７年、「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞受賞。１９６３年、『夏の終り』で第２回女流文学賞受賞。１９７３年、中尊寺で得度受戒。１９９２年、『花に問え』で谷崎潤一郎賞。１９９５年，『白道』で第四六回芸術選奨文部大臣賞受賞。１９９７年、文化功労者。１９９８年、ＮＨＫ放送文化賞受賞。２００１年、『場所』で野間文芸賞受賞。２００６年、国際ノニーニ賞受賞、文化勲章受章。２００７年、徳島県民栄誉賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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wata
57
高校生の質問に寂聴さんがスッキリと答える本。若い世代へのエール。全て鵜呑みにしては大胆かもしれないけれど、周りを気遣いながらも自分を貫く姿勢は強い！2019/02/02
メルティ
23
寂聴さんの生きた時代は、物質的には恵まれていなくても、なんと心豊かな時代だったのでしょう。自分だけがよければいいんじゃなく、周りにもよりよくなってほしい、幸せでいてほしいと願う気持ちが、すくすくと育っていくような気持ちがしました。失われた心を取り戻し、慈しむ心が養われるような。あと、これは常日頃思うことですが、自分がやりたいと思うことがあったら、他人になんと言われても構わないのだし、貫いた方がいいなぁと。”した“という事と”しなかった“という事では大いに違うというのは本当のこと。2013/10/04
kanki
13
昔は、デートの時、男はカッコつけるために、ポケットに文庫本を入れていたのか(^^)2021/11/23
スノーシェルター
9
寂聴さんのバサッとした物言いが気持ち良い。講演は直接聞いてみたいと思った。悔いのないように生きる。愛する。2012/10/29
カランコエ
2
好きなことを見つけ、やり通すこと。自分を励まし続けること。年を忘れてしまうこと。人を愛すること。2016/12/23
