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犬に本を読んであげたことある?

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062134323
  • NDC分類 K019
  • Cコード C8037

内容説明

おちこぼれだった子どもたちが自信にあふれた姿に変わっていく魔法の“R.E.A.D.プログラム”。現在、アメリカ、カナダで1000を超えるボランティアの飼い主と読書介助犬のチームが活躍している。犬に本を読んであげることが、子どもにとってなぜ、これほど大きなことなのか。子どもと、そして、子どもに関わるすべての人に贈る、大きなヒントに満ちた一冊。

目次

プロローグ 土曜日の図書館
第1章 出会い
第2章 本が嫌いな子どもたち
第3章 リーディング・ドッグ、オリビア
第4章 オリビアの魔法

著者等紹介

今西乃子[イマニシノリコ]
大阪府岸和田市生まれ。シンガポールホテル勤務、航空会社広報担当などを経て、フリーライターからノンフィクション作家に。世界の子どもたちの取材をライフワークとし、現在、小中学校の総合学習の授業なども行っている。NPO(特定非営利活動法人)「アジア教育支援の会」広報アドバイザー

浜田一男[ハマダカズオ]
1958年、千葉県市原市生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)Tokyo Visual Arts College卒業。1990年に浜田写真事務所を設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選。現在、企業広告・PR、また出版関係を中心に活動。世界の子どもたちの笑顔や日常生活をテーマに撮影している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白のヒメ

27
落ちこぼれの子供達を集めて、犬に本を読んで聞かせる。犬は黙って本を読む子供の側にいて様子をじっと見ているだけ。それなのに、子供たちはメキメキと読書力を高め、それどころか他の教科の成績もぐんぐん上がっていく。実際にアメリカで行われているプログラム。始終大人に注意されたり怒られたりしている成績の悪い子供達は、犬がただ黙って側にいて自分の朗読を聞いてくれる事により、自分の中で小さな自尊心を育てるのだという。自信がつく事により他の物事への意欲も変わってくるのだとか。なるほど、非常に興味深かった。犬ってほんと偉大。2014/01/19

おおにし

20
米国ソルトレークシティで誕生した世界初の読書介助犬オリビアとその飼い主サンディのドキュメンタリー。その後R.E.A.D. (Reading Education Assistance Dog)というプログラムとして全米に広がった読書介助犬による読書推進活動はサンディの単なる思いつきから始まったという事実に驚いた。学力がなく朗読も苦手な子供たちが犬に本を読んであげることで、読書好きになり学校の成績も向上していくところがとても感動的だ。日本でも読書介助犬による読書推進が普及することを期待したい。2019/03/21

ochatomo

19
1999年にアメリカ、ソルトレークシティのNPOインターマウンテン・セラピー・アニマルズ(ITA)が始めたR.E.A.D.プログラム(Reading Education Assistance Dog)の感動ノンフィクション 『子どもはこんなにも柔らかい心をもっている』『なにかひとつ、素晴らしいきっかけさえあれば、みるみる変わっていけるのだ』 2006刊2019/12/08

マカロニ マカロン

15
個人の感想です:B+。「犬に本を読んであげ」るってどういうこと?と表題に惹かれて読んだ。1999年ユタ州ソルトレーク市でリーディングドッグが初導入された。”R.E.A.D”プログラム(Reading Education Assistance Dog)は読書嫌いの子ども達が読書介助犬に本を読み聞かせする。教室とか、人に対して本を読み聞かせるのに自信がない子ども(発音、読み間違え)でも、「犬は決して笑わない。ばかにしない、ただ黙って聞いてくれる。それによって、子どもたちは自信がついて、本を読むのが好きになる」2021/08/24

seraphim

7
YAリストのために読んだ。アメリカで行われている、読書介助犬のお話。アニマル・セラピーの一種で、子供がセラピー犬に本を読み聞かせることで、自己肯定が可能になり、思いやりの心を持ち、自分で考えて行動できるようになっていく。人間には難しいことなのに、犬たちは魔法のような力を発揮し、子供たちや周りの大人たちを笑顔にしていく。素敵な犬と人間のお話だった。2013/06/14

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