究極の身体

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  • サイズ A5判/ページ数 316p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062132428
  • NDC分類 780.19
  • Cコード C0075

内容説明

上下左右に方向転換する魚類の背骨使い、獲物を追うネコ科の猛獣の肋骨使い、二つの機能はともにヒトのDNAに備わっている。古武術と動物の目線で身体とスポーツを見続けた著者が解読する、美しくすばやく動く身体の秘密。21世紀の国民体操・「ゆる体操」の考案者、渾身の名著復活。

目次

序章 人間の身体はどこまで高められるのか
第1章 組織分化
第2章 重心感知と脱力のメカニズム
第3章 背骨
第4章 多重中心構造論
第5章 身体分化・各論
第6章 「究極の身体」の実際

著者等紹介

高岡英夫[タカオカヒデオ]
東京大学を卒業、同大学院教育学研究科を修了。運動科学総合研究所所長。東大大学院で「身体意識」の研究をし、オリンピック選手などを指導しながら、年齢、性別をとわず幅広い人々の身体機能、脳機能を高める「ゆる体操」を考案(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mami

3
おもしろかった!意識が変わるかな。難しい箇所もあったけど、もう1回読んでみたいと思う。2015/10/27

Sugi Takahiro

3
魚類の背骨の動きから人間の動きが発展していくという「運動進化論」を体の動き・構造から論証した本。 筋力ではなく重力・骨を使って動くこと、背骨や骨盤を固めずにずらして動く割体としての体、大腰筋の間を通る「センター」の意識、脚を鞭のように使うための達人の筋肉である腸腰筋などなど… 外見だけではわからない一流の人間の動きのすごさ、美しさはこれを読めば納得できる。 大方の人間は身体資源をつかえていない。しかし逆に考えるとまだ使う余地が大きく残されており、そこに可能性を感じると述べられているが、それは確かに同感。2015/04/04

yoko1016

3
ゴルフにいいかなーと思って読んだけど、普通に生活している時に自分の体に対する捉え方が変わり、立ち方、歩き方、腕の動かし方等かなり意識するようになった。一流アスリートのハイパフォーマンスを目指さない人にも、小学校の体育の授業でこういうの教えてくれればよかったのにな。ゴルフについてはタイガーの体が例に上がるくらいで特に言及はないのですが、自分で応用してパターのストロークは全然変わって褒められるようになりました♡ 途中難しくて理解できない部分もあるけど、読んでよかった。2013/10/15

ミッツデラックス

2
再読。初めて読んで以降、自分のなかでは運動理論のバイブル的な本になっている。ただ運動感覚や身体感覚はデリケートなものであり、筆者の理論が正しいのかというとたしかに胡散臭いと感じる部分もある。こういった理論を無意識に運用している人間がいわゆるスーパーアスリートかもしれない。2018/07/20

kyomi

2
腸腰筋とセンターの関係、足裏の中心を脛骨直下のウナにして筋力ではなく骨で立つ等、興味深い身体の使い方がたくさん。それにしても、拇趾球で蹴るよりも、逆に拇趾球の力を抜いて踵支点で重心を前方に移した方が素早く動き出せるとは驚き。32016/06/13

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