蛍坂

蛍坂

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062125796
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

カウンターでゆるり、と時が流れる。「香菜里屋」に今日もまた、事件がひとつ。わだかまっていた謎が、旨いビールと粋な肴で柔らかくほぐされる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベイマックス

85
食に興味がないんですよね。料理もしないです。なので、香菜里屋の料理と飲み物の描写が、ひつこく感じてしまった。もったいないなぁ~と思う自分もいるんだけど、しょうがない。◎内容は、三軒茶屋の裏通りにある香菜里屋に集う常連を軸に、新規の客が持ち込む話に推理が展開していくって感じの短編集。◎食に、料理に興味のある方にはお薦めかも。2021/04/24

藤月はな(灯れ松明の火)

37
空腹時やこの本の内容を思い出して感想を書いている(今まさにそう!)と危険な工藤さんの作る料理のレシピが知りたい今日この頃。早く、酒が飲みたい><工藤さんの秘かな願いが仄めかされる「雪待人」。彼の願いが叶いますように。「相貌」は不穏になるかと思いきや、あのラストに笑わされ、「孤拳」ではしんみりとしました。2012/09/08

よむよむ

37
香菜里屋シリーズ第3弾。今回も極上の酒肴と“アルコール度やや高め”のビール、そしてまさかの推理でお客を酔わせてくれるマスター工藤氏。表題『蛍坂』はしみじみ哀しい話だった。『双貌』は凝った作りで楽しめた。工藤さん、ごちそうさまでした。2010/05/11

ぶんこ

29
シリーズ3作目とは知りませんでした。 北森さん初読みです。 ビールやウイスキーは飲めないのですが、飲める人と一緒に行って、隣で美味しい一品料理だけを堪能したい。 節度のある工藤さんの礼儀正しさに好感が持てました。個人的には、町の常連さんが集うお店は苦手なので、逆に香菜里屋のようなお店は興味津々です。2014/05/17

nonたん

26
北森鴻氏を偲ぶ読書の第三弾。相変わらずのお腹が空く話ばかり。ハードボイルドテイストな流れも変わらず。少しだけ工藤哲也の謎が出されました。面白い。そして飲みたいロックのビール!2014/01/27

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