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明治ちぎれ雲

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062119511
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

知恵と才覚で牛鍋屋を開き、新しい暮らしを手に入れる女と、それを支える元士族の男が生きた、動乱の幕末・明治。「東京城残影」「明治おんな橋」に続く明治3部作の書下ろし時代長編。

著者等紹介

平山寿三郎[ヒラヤマジュサブロウ]
1933年、東京生まれ。千葉県立佐倉高校卒業後、出版販売会社を経て、外食産業の会社に勤務。93年に定年退職、98年に第9回時代小説大賞を『東京城残影』(講談社刊)で受賞し、作家デビューを果たす
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

10
セクハラだの女性の社会進出だの不倫だのの言葉が裸足で逃げ出しそうなほどパワフルな女たちの物語。主人公は元御先手組同心の次男で元寺子屋の孫娘お駒の夫龍之介で、女を武器にのし上がっていくお駒に引っ張られながら牛鍋屋チェーンを展開している。幕末から明治にかけての混沌とした時代をタフに生き抜いた人たちの物語で価値観が混乱しそうな話なのに、ここまで乱れていると、いっそ清々しい。登場人物の中では参勤交代がどうなるのかが商売に直結することを悩んでいる口入屋「井筒屋」の面々だけがまともかもしれない。2018/04/26

1
……………どう解釈しても、やってる事は密通・姦通・不義・不倫…………でしかないと思うんだが…。アカン。理解不能やわ…。2014/05/21

星落秋風五丈原

1
幕末から明治へと移り変わる激動の時代をしたたかに生きる人々の生きざまを描く。やはり女性は強い。2004/01/02

フテネドラ

0
▼元々は「夫婦愛」だったのにあれよあれよと妻はのし上がり、気づいてみれば「つながり」はあるといった妙な関係に流れ着いてしまった旦那。想定していた幸福とは違う生き方にはなったのだろうけれど、じゃあのし上がることなく幕末の動乱の中で消え失せればよかったのかということになるので、とても趣ある話だったと思う。▼80点。妾持ちなよって話になった時はコワイッ!とはなったw(ノ∀`)現代の倫理感からはすっとんでるけど明治初期の時点では妾は普通におkだし渋沢翁のような艶福家の例もあるのでさほど気にはならなかった2022/04/21

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