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赤瀬川原平の日本美術観察隊〈其の2〉

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  • サイズ A4判/ページ数 112p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784062118163
  • NDC分類 702.1
  • Cコード C0071

目次

特別対談(赤瀬川原平×山下裕二)
松林図屏風(長谷川等伯筆)
左官(高橋由一筆)
豆腐(高橋由一筆)
両国花火之図(小林清親画)
於黄海我軍大捷第一図(小林清親画)
農夫帰路(浅井忠筆)
写真掛軸
浦島図(山本芳翠筆)
舞妓(黒田清輝筆)〔ほか〕

著者等紹介

赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年、神奈川県横浜市生まれ。本名、赤瀬川克彦。画家、作家、路上観察家、エッセイスト、写真家など多彩な顔をもつ。武蔵野美術学校を中退後、ネオ・ダダ、ハイレッド・センターなど前衛的な美術運動を展開。81年には尾辻克彦の名で発表した「父が消えた」で芥川賞受賞。「超芸術トマソン」「老人力」「新解さんの謎」など、常に新しい視点でものの見方を提示し話題を集める。96年、今はなき「日経アート」誌上で山下裕二氏と出会い、21世紀の新たなる娯楽として“日本美術”を応援する団体「日本美術応援団」を結成
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ビスケ

7
思いっきり敷居を低くして、赤瀬川氏が思ったまま、見たままに日本美術の感想を語る本の第二弾。短いながら解説もちゃんとついているので、バランスがいい。日本美術に興味を持ち始めた自分にとっては、巻頭の赤瀬川×山下対談は読んでいて膝を打ちまくり。東博の法隆寺宝物館はケチな「和」の要素がゼロとか、美術と飲み食いがセットになっていると楽しいとか、企画展の混み具合と常設のガラガラ具合の落差が激しすぎるとか。小林清親の「両国花火之図」は、美しくてうっとりした。2012/10/18

nizimasu

5
そしてその2。隠れた名作なんかも網羅しているのがこちら。個人的には「鮭」の高橋由一が書いていた「豆腐」というのが静物画の対象として豆腐を描いていたその題材の西洋との置き換え方に愕然とする。さらに北斎が書いた珍しい肉筆画のスイカもやっぱりエロティシズムを感じたり、小林清親のモダンな作品にも心惹かれる。ここでも赤瀬川さんの解説が素晴らしい。鑑賞者になったり画家そのものになったり、往時の人になりきったりと変幻自在。こちらの読書もまた至福のひとときでした。2015/02/17

tama

3
図書館本 この本で知った素敵な絵は、吉原格子先図 北斎の娘さんの肉筆画 光の明暗差の使い方すごい。日本画とは思えない。この本の冒頭の対談で美術館について「特別展に並ぶってのは、なんかブランドに並ぶみたいな」「だからほんとに美術の好きな人って少ないよね」私は音楽系の人間ですが「美術」を音楽に置き換えても納得できる気がします。2013/04/05

めぐみこ

2
冒頭の山下氏との対談が良い。美術品が一気に身近に感じられた。2016/03/16

ygreko

2
『百日紅』以来気になっていたお栄ちゃんの絵が見れてよかった。2011/05/22

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