内容説明
一通の手紙が全米を恐怖に陥れた!“地獄の兵器”に隠された秘密。疑惑に彩られた大統領補佐官の死。気鋭が描く渾身の長編サスペンス。
著者等紹介
高嶋哲夫[タカシマテツオ]
1949年、岡山県生まれ。慶応義塾大学工学部大学院修士課程修了。日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。帰国後、神戸で学習塾を経営しながら小説の新人賞に応募。北日本文学賞受賞後、’94年に「メルトダウン」で第1回小説現代推理新人賞を受賞、また’99年には「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞(読者賞も同時受賞)を受賞
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感想・レビュー
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鈴と空
4
タイトルから想像(期待、か?)した話とは随分違ったけど、わりと面白かった。一人の科学者の人生と一人の大統領補佐官の死、からどんどん話が大きくなっていくし、思いがけずの銃撃戦があったりで、付いていくのに疲れてしまった感も少し。黒幕の正体にそんなに驚きはないんだけど、その引き際の悪さ・見苦しさにはうんざり。補佐官の娘に泣かされた。2010/11/17
つっきー
3
★★ 面白くないわけではないんだけど、途中からちょっと退屈になってしまった感が否めないかな。2人の記者が出会う時に謎が解ける…帯にある通りなんだけど、そこにたどり着くまでがとにかく長くて読むのがしんどかった。オチが分かっても、それほど驚くようなことでもなかったし。アメリカが舞台なのに日本人が描くからリアルさが減ってしまうのかもしれない。ともあれ、高嶋さんの作品には興味があるので、他の作品にも挑戦してみよ。今のところ「首都感染」が一番好み。2014/04/23
nonたん
3
題名見た時は、原発の話だと思ってました。新聞記者大活躍ですね。奥さんが魅力的でした。平和が一番いい。2010/04/28
ぴぴ
2
ハリウッド映画でよくある感じの話2012/09/06
Yamashita Takaichirou
1
スケールの大きな小説。核に対する恐怖心を利用して、ホワイトハウスをも巻き込んでの大陰謀を企てる軍需を主軸にした企業。その大陰謀に立ち向かう新聞記者!核についての勉強もでき、お勧め!!2012/04/21