内容説明
父母と娘、永遠の反逆!九州芸術祭文学賞受賞作家が画期的な視点から描く現代文学の秀作600枚。
著者等紹介
大道珠貴[ダイドウタマキ]
1966年4月10日、福岡市に生まれる。2000年、「裸」によって九州芸術祭文学賞を受賞、同作品は芥川賞候補となる。その後、「文学界」等に作品を発表、2001年、「スッポン」で再び芥川賞候補となる
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感想・レビュー
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パヤパヤ
1
子供の所謂最も大切な発達過程を子供の目がら描写している多少(かなり)自伝めいた小説。これはいわゆる世代的なものかもしれないが、子供の人権を尊重しえなかった社会のとばっちりをその過渡期に成長を位置した著者のような人から「個」的に捉えるとこうなる、とも云えないだろうか。かくして私はこんな大人になった、と。それより後に生まれた世代の権利は尊重されていた、というわけではないけれども、確かに子供を「労働力でもなく、跡取りでもなく」という用途のもとでなければどう扱ったらいいのか分からない親はゴロゴロいた筈。2012/04/25
nukuteomika
1
ひとりの少女の視点から描かれる社会。強烈な違和感を抱えつつもそれを形にできない少女が痛ましい2010/06/26
てまり
1
子として思いあたるふしもあり、親として身のちぢまる思いもあり。子どもっていうのは不自由なものだなと、いろいろ思い出し思いいたる。背け、春日。どんどん背いて、自由になれ。2007/12/14
遠い日
0
040420【読書ノート】評価★★★2004/04/20
ゆっ
0
何ともいえない気持ちになった。 悪い意味ではない苦手な感じ。 子供がみんなこの子みたいだったら怖いなあ。2013/05/21