内容説明
覚えることより忘れないことの方が大切なときもある。自由なアメリカ、伝統のイギリスで暮らして見えてきた日本の良さ。理より情の数学者による教育論。
目次
もっと大切なもの
けしからん若者
いじめについての私的考察
文化庁にのぞむ
強者の論理
外国語と母国語
テレビ捨てた人々
国語の飛躍的充実こそ
強い相手に挑む時
得失の不公平〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yama1000
5
相も変わらずに小気味よいエッセイ集だ。藤原先生の故郷を訪問したくなってきた。久しぶりの霧ケ峰ハイキングも兼ねて来年の夏にでも……。2021/09/26
さく
1
数学の話と最後の書き下ろし良かった2021/02/16
葉
1
東大数学科卒でコロラド大助教授を経てお茶の水理学部教授である。専門は数論。序盤はいじめや文化、国語の重要性、家族について書かれている。数学の試験改革やセンター試験などの観点から学校教育について真摯に向き合っている内容の本であり、数学の式などはそれ程出てこない。2015/06/09
はる
1
大分昔の本で検索して出るか不安だったが、あったので嬉しくて追加した一冊。偏った文章かと思っていたが、そうでもない。この本が出た時の世の中の動き、家族への想い、自分の思うこれからの行く末を短編に書かれている。2010/05/18
よねちゃん
0
2001年2月13日読了2011/08/15