内容説明
わたしのあの子に何をしたの?執拗な電話が女を追いつめる。叙述ミステリの名手、10年の軌跡、10の短篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へいっち(ت)♪
38
10話の短編集。表紙が怖い。表紙のとおり子供絡みの話が多かった。「肝だめし」だけは完全に先が読めてしまったけど、ラストにゾクッとくる作品が多い。「耳すます部屋」「真夏の誘拐者」「Mの犯罪」が好み。だいぶ前の作品なので・・・パチンコに子供連れって・・・。ホントにこんな事件あったかも・・・2014/10/10
みさどん
17
初めての作家さん。オカルトの要素が大きいけれど現実味も出してあって、展開が予想つかなかった。心情より事象が描いてあり、夜に読むと不気味。主人公に同情しないため、殺人や揉め事を淡々と受けとめる感じになった。どれも悲劇で終わってしまい、後味が悪いのなんの。ウイルスの現実がある中、この暗さはリアルなのだ。2020/03/28
そのぼん
16
全部痛暗いミステリーでした。某作品で昔起こった幼女殺害事件をモチーフにしたと思われるものがあって、恐ろしかったです。2012/07/14
zanta
14
70/6/9/2016 極端になっているけど、現実にこういう事はあるんじゃないかな。そういうリアルさが怖い。2016/03/09
スノーシェルター
13
ぞく~っとする短編集。どんでん返し好きの私にはたまらなかったけれど、子供が犯罪に巻き込まれる話は痛かったな。2013/09/14