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殉霊

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  • サイズ B6判/ページ数 504p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062098502
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

1903年、一高生・藤村操、華厳の滝に投身。同地が自殺の名所となる。1933年、三原山火口猟奇自殺事件。5000人以上の死の連鎖が起きる。1986年、歌手・岡田有希子、事務所屋上から投身。後追い自殺者、50人以上。そして1994年、一人のアイドル歌手が不可解な死を遂げた―。「自殺」のメカニズムを通じて孤独な魂の救済を試みる、渾身の書下ろし問題作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

warimachi

3
理不尽な出来事への抵抗としての悲劇、という『虚無への供物』で呈示されたものを愚直なまでに継承しようとした作品、ということになるのだろうか。何しろ本当にやり方が愚直で、「省略」というものを知らないのかと言いたくなるぐらいの物量は圧巻という他なく、作者の思惟に入り込めない読者が「冗長」と断じるのも仕方がなく、いろいろと露悪的な面があったのも否めないが。書きたいものがあって書かれた小説というものは、私は好きだよ。2022/01/08

もぐもぐチョビたん

1
有名人の自殺に対しての後追い自殺や身内の自殺。それによるトラウマ、阪神大震災などを扱った重めのミステリ。友達にhideの大ファンがいて後追いも仄めかしてたからよく覚えてるなぁ(--;)。小説としては文章に引き込まれて興味深く読めたと思う(=^ェ^=)ミステリ部分は易しく大半の読者は粗方のトリックが早い段階で読めちゃうと思う(^_^;)なので冗長に感じてしまうのもしかたないかも。2014/09/15

shino

1
狂気を感じる……。2014/04/06

ネムル

1
久々に力の入った地雷を踏んだ。アイドルの自殺の後追いという自殺のメカニズムを掘り下げようとしてるが、出てくる人物皆が己の出生のトラウマ体験みたいのを延々と語りだすのでうざい。そして、これをミステリとして語ることに何の意味も感じない2013/06/25

kanamori

0
☆☆☆2012/10/13

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