内容説明
古代から隋唐まで―小説、エッセイで読む英傑15人の魅力!太公望・管仲・重耳・始皇帝・徐福・班超・司馬遷・王昭君・曹操・則天武后・安禄山ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tanaka9999
15
1996年発行、講談社の単行本。12編。陳舜臣『虎穴に入らずんば』既読。おそらくは「中国任侠伝〈続〉」。班超ものとして、面白いと思う。宮城谷昌光『侠骨記』曹劌、かなりマイナーな人物。刺客列伝に出てくる人物だが。この人物自体があまり好ましく感じないので、詳しく書かれても、と思う。他の作品では『煬帝艶史』『鼓腹の雑胡』が面白かった。後の作品はちょっと私の感覚に合わなかったような気がする。2024/01/05
星落秋風五丈原
9
宮城谷 昌光「侠骨記」井上 靖「明妃曲」陳 舜臣「虎穴に入らずんば」海音寺 潮五郎「乞食公子」重耳や介子推の話。邸 永漢「太公望」武田 泰淳「司馬遷伝」伴野 朗「壁のなかへ消えた男」南条 範夫「煬帝艶史」柴田 錬三郎「皇后狂笑」駒田 信二「鼓腹の雑胡」石川 淳「おとしばなし李白」神坂 次郎「皇帝とペテン師」始皇帝を不老不死の薬を探しに行くと言ってペテンにかけた徐福の物語がおもしろい。2006/01/21