目次
映画と自転車
映画の中のゲーム
ワインにかかる虹
映画に現われたアンダーウェア
映画のセックス
映画と駅
ニッケルのこと・オデオンのこと
運命の饗宴
ワイルダーと音楽と
映画の「キス・ミー・ケイト」舞台の「キス・ミー・ケイト」
ジンジャーとフレッドとアステアとロジャース
「ジョルスン物語」とエンターテイナーの世界
ジェイムズ・ステュアートにきく
ヒチコック追悼
カプリックの頃
スピルバーグと「Ｅ．Ｔ．」
クロサワごっこ
ヴィンセント・ミネリ追悼
総天然色映画
コードヴァのゆくえ
３人の女優
マレーネ・ディートリッヒ
ヘンリイ・フォンダ追悼
ぼくのマクドウォール・ノート
アステア追悼
サミイ・デイヴィス・ジュニア追悼
洋画と邦題
アメリカ映画の「２」
ギムレットには早すぎる
映画と伏線
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
77
１９９１年発行。雑誌に載せられたエッセイをまとめたもの。様々な映画をお馴染みの絶妙な似顔絵とともに紹介。古い映画はほとんど劇場のスクリーンで観た著者、とてもうらやましいなあ。いくら珍しい映画でもうちで観るのとは全く違うと思う。それと今では作られることがとても少なくなっている古いミュージカルにとても造詣が深い方だ。ヒッチコックやスピルバーグのこと。色川武大、木の実ナナさんとの鼎談も収められていた。図書館本2019/04/25
Gen Kato
2
読んでいるだけで心地いい、映画愛にあふれた一冊。ジェームズ・スチュアートへのインタビューの章がとくに嬉しい。2016/05/06
D
1
highlightを日常的に吸っている私にとっては和田誠はなんとなく身近なデザイナーでありイラストレーターであるという印象だった。麻雀放浪記の監督をしたことは知っていたし映画マニアとしても有名であったことももちろん知っていた。しかし、読んでいて驚いたのはミュージカルに対する造詣の深さと熱量である。映画マニアとしての並々ならぬ執着を感じた。あの世代の人たちにとってやはり娯楽の王様は映画だったのだろうかと思ったりもした。2023/09/07
