出版社内容情報
【内容紹介】
今に生きるあなたに贈る寂聴説法集
人身(にんしん)受け難く、仏法会い難し。
仏教では人間に生れたことを喜べと教えています。怖れ、怒りや、死をのり越えて、宇宙の悠久の前に「生死(しょうじ)を極める」ことが大切です。
出逢いについて/むなしさについて/幸福について/無常について/別れについて/命について/祈りについて ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アリ子
21
母の法事で帰省中に、昔から母の書棚にあったので読んでみました。寂聴さんはが60代のころの著書で、2020年がずっと先みたいに書かれていたのがなんとも。私にとってタイムリーな本でした。2016/08/30
natukoba
2
寂聴さん30年前、仏門入りたての若かりし頃のエッセー。潔い、歯切れの良い言葉に魅かれます。偶然数日前鎌倉の日蓮上人辻説法跡というのを目にしました。情報化の時代、路上で辻説法しているお坊さんを見たことありませんが、今こそこの心の乱世を生きていく術を、直に語りかけてくれる宗教者の辻説法を聞きたいものです。2014/10/03