講談社文庫<br> 読書の時間

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講談社文庫
読書の時間

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061856608
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0195

内容説明

心の琴線に触れる本、いつまでも記憶の宝箱に残しておきたい本…。そんな本といつも出会いたい、時を過ごしたいと願うあなたに、そっと囁きかける作家の真心こもった読書エッセイ。純文学からミステリー、ドキュメント、絵本、画集、実用書まで幅広いジャンルから、選びぬかれた70冊余の魅惑の本が登場します。

目次

読書の時間
借りたままの本
若い女性のおじさん化―岩川隆『どうしやうもない私』
女のナルシズム―上野千鶴子『スカートの下の劇場』
享楽的で知的な絵画鑑賞―木村尚三郎『世紀末泰西風俗絵巻』
ディズニー映画の帝国主義―小野耕世『ドナルド・ダックの世界像』
写真家ダイアン・アーバス伝記―パトリシア・ボズワース『炎のごとく』
若手女性作家の年齢の付加価値―藤村由加『人麻呂の暗号』〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ichiro Toda

3
実用書、画集から文学作品まで多くの作品を扱った読書エッセイ。又吉直樹の第2図書係補佐を読んでから、この手の本に興味を持つようになった。誰も一冊は読んでみたくなるような語り口とジャンルの幅広さ。松本さんの読書に対する思いなど、軽快な語り口で進み、最後に「なにか読みたいなあ」という気にさせてくれる。こういう種類の本は読メとともに用いると楽しさが倍増する気がする。2012/07/22

まるがいっぱい

1
知らない本の話でも、さくさく読めるのは、本の解説より、郁子さんのエピソードがおもしろから。でも、ジャンルも多岐に渡っているので、私にも読めそうな本が見つかった。2015/11/05

トマシーナ

0
なんて贅沢な本なんだろうと思ったけれど、それ以上に贅沢な職業。書評ということは、本を読まなければ成り立たない。それを職業にしてしまうのは、かなり贅沢なことだといえないだろうか。勿論、書くことも大切なので、読んでおしまいというわけにはいかないが。この著者と同世代ということもあって、共感を呼ぶ部分は比較的多いのだが、それにしても一冊の本を読んで、違った考え方、視点があるのだということは大変興味深い。2023/01/18

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