内容説明
日本には「特殊戦後的基準」によって、経済的成功をはじめ日本式経営や日本型官民協調体制を自賛する声が高い。だが、経済は国家や国民が目指す理想を達成する手段の一つにすぎない。その上経済そのものも、全体として見れば世界に威張れるほどの効率と豊かさには達していない。日本及び日本人論の決定版。
目次
第1章 平成の日本
第2章 平和と協調を育てた「風土」
第3章 学び上手の「気風」
第4章 令外の官と生なり文化を生んだ共通情報環境
第5章 文明を左右してきた資源と人口
第6章 最適工業社会の繁栄と限界