出版社内容情報
【内容紹介】
傷心を抱いて京都・大覚寺を訪れた美術書編集者の美果──。その前に娘の行方を尋ねる男があらわれ、数日後、美果は若い女性の他殺体が奈良ホトケ谷で発見されたことを知る。古都を舞台にくりひろげる浅見光彦と美果の推理行。やがて行方不明の新薬師寺秘仏をめぐり彼らと意外な関連性が浮上するが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんた
10
京都奈良好きとしては楽しく読めた。終わってみれば変態老紳士の仕業だったが、実の娘を殺された夫妻が隠蔽に協力的なのが意味不明。昨年末消えた香薬師像の右手が見つかった事に運命を感じた。2017/03/19
あここ
8
「弥勒菩薩に似てますね」・・リアクションに困るわ(笑)けなされてるとは思わへんけど何か分かりづらいわ。捜査が進むうちにどんどん謎が増える。おぉどうなってるんや!殺されたんは誰や。写真の女は何や?ってわくわくしたけど。結果ややこしくて、は・・?ごめん、もうちょっと分かるように説明して、光彦さん。。1人で納得せんといて。。盗難された仏像がそこまで重要じゃなかったんか。結局嫉妬か?今回の相手の女がうっとうしかった。頭いいのか、にぶいのか、軽いのか。スグ怒るし、彼女気取り?光彦さんの正体を巡るやりとりが面倒くさい2018/03/21
にせものばかり
8
浅見シリーズの古都奈良が舞台の作品。いつもながら、光彦がまた犯人と疑われます(笑)2014/02/19
ハロー
7
「平城山」と書いて「ならやま」と読むのか。 ハローの国語のLVが0.0001上がった!!2014/09/11
タカシ
7
娘が行方不明という父親に協力する浅見と仏象好きの美果。瑠璃寺の謎の女性が行方不明の娘なのか。新薬師寺の香薬師仏の盗難も絡み謎が深まる。途中まで盛り上がったけど最後が消化不良かな。行方不明の人がどうなったのかは知りたかったな。2014/05/16