講談社文庫<br> 若き獅子

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講談社文庫
若き獅子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 201p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061855410
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【内容紹介】
文武に秀でた奔放な性格、脱藩をくり返しても許され主家に頼りにされた鬼才高杉晋作、幕末徳川の忠臣、稀有の財政家小栗上野介、不屈のさむらい精神を発揮した至誠の人松平容保、貧苦を刺激に絵筆に燃えた葛飾北斎……彼等を必要とした時代が生んだ、かけがえのない男たちの波瀾の生涯を描く、初期短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

55
池波、こういう本も書いていたのだなあ。内蔵助、北斎、高杉晋作が面白かった。新撰組は、なんか既視感がある。。司馬も子母澤も読んでいるからかなあ。。なにげに新撰組では新八がすき。。なにげに冷静な人だったと思うんだよね。。2014/10/22

優希

46
面白かったです。池波氏初期の短編集。幕末という時代に必要とされた男たちの波瀾な生き様が格好良いと思いました。2023/05/07

星落秋風五丈原

16
昭和36年から46年にかけて歴史読本に発表されたもので、江戸期から幕末頃までの武士の生き方を扱っている。よくベトナム戦争の事が引き合いに出される。「消防士浅野内匠頭の見参」と「台所に隠れていた吉良上野介」の2作をあわせてまとめた作品。浅野内匠頭の異常な性格にふれ、前半では内匠頭も吉良上野介もそれぞれ異なる一面を持っていたと指摘している。後半では討ち入り当夜の模様を上杉家の付け人で、赤穂浪士の襲撃に生き残り、後に上杉家に戻った山吉新八という人物の語った記録を元に再現している。「忠臣蔵」2003/07/06

ともとも

7
時代と人間を冷静でもあり、厳しい視点で描きながらも その人物の素晴らしい人柄や人生にも触れ、歴史では見られない その人のまた違った視点での一面も垣間見れて歴史や人間ドラマに、 人間の熱さや強さ、そして温かさなどを感じながらも 日本人の素晴らしさを感じながらも、どの時代でも自分らしく 「生きていくこと」について考えさせられ、さらにはこれからを 生きていく勇気を与えてくれたかのような気がしてしまい 本当にこの作品に出会えて本当に良かったです。2012/06/28

秋乃みかく

5
★★★★☆ 短編集。「忠臣蔵」/「奇人・北斎」/「若き獅子」(高杉晋作)/「悲運の英雄」(河井継之助)/「壮烈なる孤忠」(松平容保)/「新選組敗走記」/「明治の逆賊」(小栗上野介忠順)の7編が収録されています。「忠臣蔵」の浅野内匠頭、以前読んだ「おれの足音」となんかずいぶんイメージが違ったなぁ(笑)「おれの足音」では、『若いけど立派なお殿様』という感じでしたが、こちらの短編集ではなんていうか性格異常人でしたね(笑) 「奇人・北斎」も面白かった。金も出世も手に入れようとしなかった生き方がアッパレでした!2013/09/04

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