講談社文庫<br> 目撃

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講談社文庫
目撃

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  • サイズ 文庫判/ページ数 486p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061854697
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

現職のFBI捜査官が犯人逮捕の合い間を縫って書き上げた話題騒然の犯罪小説。捜査当局内部にマフィアのスパイが潜入、警察協力者のリストが盗み出され、罪もない市民に処刑の危機が。同じ頃、同僚の娘も誘拐され―。経験者のみが描き尽くせた驚くべきFBI内部の腐敗。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつぼう

4
さすがに現役のFBI捜査官が書いただけあって、FBIの内幕がリアル過ぎます。無能で官僚的なFBI上層部や管理体制をおちょくっています。読んでいてFBIの腐敗にはビックリしました。この作品を出版後、しばらくしたらリタイアすると決まっているとはいえ現職捜査官がここまで書いていいものかって思いました。まぁ~それだけリアルで面白いですよ。会話も展開もテンポが良くてサクサク読めますよ。ちなみにこのポール・リンゼイもパトリシア・コーンウェル絶賛の作家の1人です。2004/12/03

しゃお

4
前半、少々かたるいけれども、後半でうちなるドラゴンを解き放つ捜査員たちが格好いい。2009/03/04

Yoshitomo Kurokawa

3
おぉ、これがハードボイルドか、と。私の中のドラゴンが、外にでたがっている(何のこっちゃ)FBIという言葉にも弱い。舞台が外国で、自分が住む世界と違いすぎるので、この世界ならこういうこともありそう、と思ってしまう。最後の方は一気に読めた。2012/11/11

けいちゃっぷ

3
2年くらい前に読みかけて、プロローグで猟奇殺人ものかとゲッソリして読むのをやめたものだが、ふと目にとまって読んでみることに。 作者は執筆当時、現役のFBI捜査官だったらしい。 それでわざと無能で官僚的な上司をだしてカリカチュアしてるのか、実態そのままなのか。 対する主人公側は真摯に仕事に取り組んでいるが故に上司との軋轢を引き起こす。 同僚の娘が行方不明(上司はどうせ家出さと余り相手にしない)というところから話が大きくなっていくところは上手いねえ。 ラストは少し残念だったが。 486ページ 2012/10/23

花奈

3
こんな捜査官はいないんだろうけどいてほしいなと思わせるキャラクター。”組織の問題児”っていうのはやっぱり格好いい。家族思いなところも好感が持てる。内容については、コーンウェルが絶賛するだけのことはあり、テンポの速い展開が最後まで飽きさせない。ラストは、こんな事件の解決の仕方は現実には実行不可能だろうが、胸がスカッとした。2011/01/16

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