内容説明
新しい原理を拓き、手法革命にとりくむ匠たちの実像を追う。カナ漢字変換という発想で、ワープロを生みだした東芝の技術者。一眼レフカメラに自動焦点を設置したミノルタの研究者。「超・鉄」の実験に賭ける新日鉄の現場。これら最先端の技術と頭脳の動きを、克明にルポした定評あるシリーズの第11巻。
目次
第1部 ワープロ誕生の日 東芝・総合研究所を母として(アングラ研究;「言語学」追求;辞書づくり;第1号実験機;「JW‐10」登場;新製品を新市場へ)
第2部 「光をつかんだ!」ミノルタ「α‐7000」への道程(「かいこ棚」から;「覗き屋」と「まとめ屋」;開発コード「9070」;闇夜の空中ブランコ;マウント変更;世界同時発表の時)
第3部 「大変身!」新日鉄「超・鉄」の実験(スピンアウトの熱風;技術の水脈;第1技術研究所で;君津システム;考える溶鉱炉;繋ぐ人々;「ハイテク・インフラ」仕掛人;起死回生)