内容説明
恋は、始まりや進行形の途中ではなくて、別離の瞬間にいちばんその恋の本性をあらわす。そして、別れが無残になるのも、美しい宝物として記憶されるのも、ひとえにエンディングの良し悪しにかかるのだ…。女流作家の鋭く確かな観察眼で、人生の朋友たる男の生態、女からの理想像などを、ユニークに描く魅力的エッセイ。
目次
旅
煙草をすう男性
別離について
流行歌のなかの男と女
「もてる」「もてない」という話
焼酎波・銀座川
青春を駆けぬける男たち
正しい不倫のありかた
走る人走る人生
たべものこそ、たべる相手しだい
ホテルの話
恋上手のTPO
酒の話
ミュージック交友記
地方色・人の色、人の味
友達になってしまう男
痩せる思いの痩せる法〔ほか〕