内容説明
一対の壺と皿を発端に、瓶、大陶板と発見されてゆく一連の青い波濤模様の焼物は何？大戦のさなか、日中両国に激しく生きた男女の愛の物語を綯いまぜにして、奈美と林輝南の前に明らかになってきた美しい磁器との縁。民族の叙事詩を背景に、人間の運命を世界的なスケールで描く、感動の大河小説。
感想・レビュー
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Akiko Kobayashi
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いくつもの話が編み込まれて一本の紐になっていく。どのエピソードも好きなんだけど、今回は大陶板の話で泣けたなぁ～。あれ、なんだろ。戦争のことかな。名前の付かない戦争って、いつでもどこでも誰にでもあるんだろうって思った。人によっては毎日が戦いだったり。自分の手に負えない戦い。災害とか風評とか。2017/03/08
