内容説明
大阪の場末にあたる桃谷の裏長屋の2階に研究室というにはあまりにもみじめな仕事場で、たったひとりで硫酸触媒の研究にとりくみはじめて20余年、八谷泰造の日本触媒工業は近代的石油化学工場としての偉容を川崎の地にあらわした。「人生劇場」をこよなく愛した経営者の、炎と燃えた生と死を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuki
1
上下巻、一気に読み上げた。ワンマンでありながら、温情があり人の心をつかむのが上手かったのだろう。何事も情熱を持って取り組まないといけないね!2016/08/27
カッチーニ
0
この本を読むまで名前も会社名も知らなかった。技術力とそれを世に知らしめる営業力が噛み合っている会社は伸びる余地があるのだろう。うちの会社は、もう少し何とかしないとなぁ。2015/05/10
コニー
0
めっちゃ泣いた??時代背景はかなり昔やけど、今と通じることいっぱいあるし、勉強にもなった。学生時代にこういう本と出会うべきやったな…。2018/07/22