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講談社ノベルス
虚空の糸―警視庁捜査一課十一係

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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061828698
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

人質は東京都民1,300万人――前代未聞の警視庁脅迫事件が幕を開ける!

江東区のマンモス団地で殺人事件が発生! 刺殺された遺体はナイフを握っていた。稚拙な自殺偽装に新米女刑事・如月ら十一係は憤りを覚え、捜査を開始する。しかし、犯人は自ら特捜本部を脅迫してきたのだ。《一日にひとりずつ東京都民を殺害する。この計画を止める方法はただ一つ。二億円を用意しろ》十一係は特殊班と協力して事件を捜査することに――。警視庁の威信をかけて、都民を縛る殺意の糸を断ち切ることはできるのか!?

【著者紹介】
1965年千葉県生まれ。立教大学文学部卒業。2006年に『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。大学の解剖学教室を舞台にした医療ミステリーで高く評価される。新人女性刑事が個性豊かな捜査一課の仲間と共に難事件に挑む『石の繭 警視庁捜査一課十一係』、『蟻の階段 警視庁捜査一課十一係』、『水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係』(講談社)が、警察小説の新機軸に挑んだシリーズとして人気を集めている。他の著書に、義肢装具士を主人公とした『真夜中のタランテラ』(東京創元社)がある。
今後のさらなる活躍が期待されるミステリー界の気鋭。

内容説明

江東区のマンモス団地で殺人事件が発生!刺殺された遺体はナイフを握っていた。稚拙な自殺偽装に新米女刑事・如月ら十一係は憤れを覚え、捜査を開始する。しかし、犯人は自ら特捜本部を脅迫してきたのだ。“一日にひとりずつ東京都民を殺害する。この計画を止める方法はただ一つ。二億円を用意しろ”十一係は特殊班と協力して事件を捜査することに―。警視庁の威信をかけて、都民を縛る殺意の糸を断ち切ることはできるのか。

著者等紹介

麻見和史[アサミカズシ]
1965年千葉県生まれ。立教大学文学部卒業。2006年に『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。大学の解剖学教室を舞台にした医療ミステリーで注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

139
作品を重ねるごとに、より重厚になっていくシリーズ第4弾です。前作が後半、ちょっとしたアクション要素だったのですが、本作は原点回帰とでもいうべきなんでしょうか、とてもスタンダードな「警察小説」の姿です。いい意味で主人公が目立ちすぎず、とても自然なキャラでいたって‘平凡’なところに、とても好感が持てます。相棒の鷹野さんが今まで以上に‘男前’だったりして、本筋の部分以外でも少しづつ変化があり、一作目から読み続けている読者のキモチを離れさせないというか、飽きさせない演出はうれしい限りです。地味ですが本格派です。2013/11/24

タックン

88
シリーズ第4弾。殺人事件と脅迫事件を合わせたような前代未聞の事件が発生し捜査本部が大混乱に・・・・・。そして強硬班と特殊班が事件の捜査に当たり如月塔子と鷹野が犯人の目星をつけるが・・・・・。途中であっけなく犯人名が出たと思ったら最後に急展開・大どんでん返しが・・・・・。事件といい結末といい楽しめますよ。 また今回も塔子は大活躍です。でもメンバー内の打合せが少ないのが残念だったなあ。2015/01/13

yu

67
Kindleにて読了。 一気にさく~っと読んでしまった。巨大団地でおきた殺人事件。明らかに殺人事件なのに、自分で胸を刺したかのようにナイフを右手で持った状態で見つかった遺体。そして、東京都民を人質にとり、警視庁を脅迫する犯人。目的は一体なんなのか。 なんとなく、共犯者の方の意志の弱さというか、心の弱さというか。。。同じ女性でもそれはないでしょと言いたくなるし、同情はできないなぁ。 塔子さんの鷹野さん発言に対する勘違いっぷりも炸裂してきた。水晶の鼓動といい、タイトルが一番うまいなぁ。2016/04/18

sin

59
はてさてここまでやるとやりすぎだわ(笑)警察の捜査の有り様とか細かい所作にこだわって現実味に気を砕いてこられたのに、その扱う犯罪が一作ごとにパズルのためのパズルに過ぎないように感じられてきてしまいました。奇を衒うというのでしょうか?せっかく物語を構成するキャラクターに好感が持てる内容なのですから、もっとそこのところに軸足を移して物語を構成して欲しいところですが、とは言っても作者が繰り出してくるミステリーの仕掛けに目が離せないのも真実です。2015/09/14

ゆみねこ

51
警視庁を相手に都民1300万人を人質にして2億円を要求する脅迫状が届く。犠牲者は一見何の接点もなさそうな中年の男性たち。塔子たち11係の活躍は見事だけど、真犯人のパターン、シリーズ1作目とちょっと似通っていると感じました。シリーズもあと1冊、鷹野と塔子のコンビはどうなるのかな?2014/08/30

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