講談社ノベルス
天山の巫女ソニン〈3〉朱烏の星

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  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061828650
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

落ちこぼれの巫女・ソニンは、イウォル王子とともに、捕らえられた“森の民”を救うため北の隣国〈巨山〉へと向かうことに――。

夢見の力を次第に失ってゆくソニンは、〈沙維〉の末王子・イウォルとともに、国境付近隣で捕らえられた“森の民”を救うため、北の隣国〈巨山〉へと向かうことに。新たな国でソニンが出会ったのは、孤独で懸命な王女・イェラだった――。飛翔する王宮ファンタジー、第3弾!

【著者紹介】
1969年福島県南相馬市生まれ。2002年「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞を受賞。2005年「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞。本作はそれを改題加筆したもの。他の著作に『羽州ものがたり』(角川書店)、『女王さまがおまちかね』(ポプラ社)がある。ペンネームは子どものころ好きだった、雪を呼ぶといわれる初冬に飛ぶ虫の名からつける。

内容説明

国を背負いし孤高の王女は、失われた天文台で何を想うのか。悪名高き「狼殺しの王」が治める大国“巨山”で、“沙維”の民が国境侵入の罪で捕らえられた!解放の条件は、沙維の王子による巨山来訪。罠を疑い、危険を恐れる兄たちに代わって、末王子のイウォルが救出に向かうことに。同行したソニンは、凛々しき王女・イェラから、巫女の暮らしやその力、星々の話を求められる。だが、両王国の平和を揺さぶる危機が、すぐそこまで迫っていた…、激動の第三巻。

著者等紹介

菅野雪虫[スガノユキムシ]
1969年福島県南相馬市生まれ。2005年「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題加筆した『天山の巫女ソニン1黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅてふぁん

35
今回の舞台は巨山。どこの国もごたごたと揉めていてややこしい。以前に比べてイウォル王子は随分と成長したなと感じる。ソニンの成長はぼちぼち、かな。巨山の王女イェラはこれからも出てきそう。今後、江南も含めたこの三国で何かありそうな予感。2018/08/07

すきま風

4
友好的かつ歓迎ムードのもてなし、国民から絶対的な信頼を得た王。しかし影で人知れず虐げられている民もいる。その影に気付いても根元は簡単には変わることはない。逞しく成長していくイウォル王子にも、ソニンにもそれはどうすることも出来ず。イェラ王女が今後どう動いていくのか。気になる展開。次巻へ。2018/01/27

飲も飲も

3
今回はあまり活躍しなかったかな?2018/08/10

takky_tate

3
今度は、巨山のお姫様です。男勝りな感じ。もう少し書き込んでもいいのでは、と思わなくもないのですが・・・ 「狼殺しの王」も、セオも怪しく、イウォル王子やソニンは、どんどん深みにはまっていきそうな雰囲気。でも、全体的にあまり暗さは感じないので、安心して読めます。2013/06/23

あきと

3
二人とも色々な人に出会い変わっていくのだな…と、今までの話を通じて思う。今回は巨山のお話。やっぱり、食えない王様ですね(笑)臭いものには蓋みたいな…。そんな王様のもとで育ったイェラがこの先、「臭いもの」と王様にされた国の人をどうして行くのか気になります。そして、またもや江南が変な動きをしてるから心配…。2013/03/10

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