出版社内容情報
虹のふもとに埋まっていた、大きな“謎”！ それは密室殺人事件！！
将来、推理作家になる夢を持った少年・秀介と、刑事になりたくてしょうがない少女・優希。二人は、優希の母親で推理作家の二宮ミサトが持つ、虹果て村の別荘で夏休みを過ごすことに。その村では高速道路の建設を巡り村人たちが争っており、ついには密室殺人事件が発生！ 少年たちは、手を取り合い犯人捜しを始めるのだが……!?
内容説明
将来、推理作家になる夢を持った少年・秀介と、刑事になりたくてしょうがない少女・優希。二人は、優希の母親で推理作家の二宮ミサトが持つ、虹果て村の別荘で夏休みを過ごすことに。村では高速道路の建設を巡り村人たちが争っていた。そんな中、密室殺人事件が発生！少年たちは、手を取り合い犯人探しを始める…。
著者等紹介
有栖川有栖［アリスガワアリス］
１９５９年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。在学中は同大推理小説研究会に所属。１９８９年に『月光ゲーム』で鮮烈なデビューを飾り、以降「新本格」ミステリムーブメントの最前線を走りつづけている。２００３年に『マレー鉄道の謎』で第５６回日本推理作家協会賞を受賞し、２００８年には『女王国の城』で第８回本格ミステリ大賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuna Ioki☆
54
1707-103-10 ジュブナイルだけど大人でも充分楽しめる。少年少女の夏休みの冒険譚といった感じ。ユーのおませなお節介は大人顔負け（笑）2016/05/05
sipey
19
2016年初の有栖川長編。『かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド』というコンセプトで書かれたもので、ミステリ初心者でも読みやすい構成、そしてミステリ好きな大人がノスタルジックな気分に浸れる作品でした。読みやすいながらも、推理はロジカルというのが流石だと感じました。あとがきで知りましたが、有栖川さんの奥さんが、小学生時代「あの本がおもしろい」と話していた相手だというのは、なんとも素敵な巡り合わせですね。2016/01/16
LLR
15
図書館本。お互いの親の職業に憧れる小学生の男女が謎解きに躍起になるお話。さらっと読めるけれど、ミステリ部分はちゃんとロジカルに仕上がっており、満足の一冊でした。2016/04/24
ゆき
11
子供が殺人事件の謎を解く。一瞬子供向け？とか思っちゃいました。じゃっかんほのぼのですかね？2015/01/15
kai_sou@十五夜読書会
9
再読。「ミステリーランド」の1作をノベルス化した作品なので、ジュブナイルミステリです。ジュブナイルだと侮るなかれ。手抜きのないロジックと有栖川先生らしさはしっかりと感じ取れます。作家志望で推理小説が大好きな秀君を通して、かつて自分が推理小説の世界に魅せられ始めた頃の懐かしい気持ちを思い起こされます。大人が読んでも充分に楽しめる作品だと思います。著者あとがきも含めてお気に入りの一冊です。実は「ミステリーランド」版も持っているのですが、そちらの装丁も素敵なのでお勧めです。2013/06/07
