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講談社ノベルス
四季 夏

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061823396
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

米国から帰国した真賀田四季は13歳。すでに、人類の中で最も神に近い、真の天才として世に知られていた。叔父、新藤清二と行った閉園間近の遊園地で、四季は何者かに誘拐される。瀬在丸紅子との再会。妃真加島の研究所で何が起こったのか?『すべてがFになる』で触れられなかった真相が今、明らかになる。

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。現在、国立某大学の工学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かのこ

58
再読。四季四部作・夏。禁断の恋、夏の夜に起きた凄惨な事件。「F」を読んだ時に抱いた、通り一遍な想像を凌駕する記述。先へ進みたい、だけど、怖い。わたしは凡人としてまだまだ俗っぽい世界で生きていきたいんだな…。ニヤリとしてしまうエピソードもたくさん詰め込まれているのに、終盤の展開が怒涛すぎて飲み込まれる…。2018/06/21

KAKAPO

56
『四季・春』に続いて、『四季・夏』を読み終えた、LP時代のOff courseのように、A面(前半)は、S&MシリーズとVシリーズに登場した人物が再登場し、全20巻を読み終えた、信者的ファンの期待に応える感涙の展開だが、B面(後半)には、良い意味でも悪い意味でも、ファンの期待を裏切るような衝撃の展開が待ち受ける。この計算ずくの波状攻撃が、ファンをより濃い世界に誘う。2016/06/21

akira

46
四季シリーズ第2段。 止まらない。この四部作はすごい。そして二十二番目の作品として読むことでさらに輝きを増す。 一番の衝撃は彼の名乗り。ここでやっと気づいて溜息(遅)。そういえば、そうか。思い込みのせいか…また、そんな博嗣に騙されて…。 この物語を読む上で、一般論は非常につまらない。いろいろと引っ括めて、この展開でよかった。すべては杓子定規、自分を含めて。 季節は不思議と感じなかった。たくさんのことを知ったのに。 「十四回目の夏だった。」2013/05/03

るぴん

34
13才になった真賀田四季が、妃真加島で両親殺害という事件を起こした背景を描く『夏』。四季が叔父である新藤に惹かれる理由がいまいちよく分からなかったかな。血族だから?普通だから?瀬在丸紅子に感化され、子どもを産むことを決意したというのに驚く。自分には無い何かを求める相手が今までの森作品の主要人物達ということは、この四季シリーズを描くために計算されていたんだろうなぁ。Vシリーズは最後まで読んでいないので知らなかったけど、へっくん=あの人だったのか‼︎そういう繋がりがあったのね〜( ̄O ̄;)2014/11/06

31
森博嗣さん四季シリーズ第二弾。今回は「全てがFになる」に繋がる作品で難解さも無く面白かった。四季の叔父に恋する気持ちが可愛く思えたのだがそれも彼女に取っては単なる経験のひとつだったのかな。2017/11/04

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