内容説明
ふりかかる火の粉、いや火の弾は自分で払う!それが竜堂家の超能力四兄弟のやり方だ。「創竜伝」第1作で得たスーパー人気はダテしゃない。四兄弟を手に入れようとする権力者も後をたたず、東京の新名所で兄弟の怒りが爆発する。圧倒的迫力でノベルス界を疾走する痛快爽快壮絶シリーズ、お待たせの第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
26
再読。一巻では末っ子の余くんが覚醒、この二巻では次男の夢のような美青年続さんが!若い頃は続さんが一番好きだったので、ドキドキしながら読んだこと思い出されます。『あとがきがわりの座談会』はこの巻からだったんですね。2021/01/24
ミヤト
11
東京ドームにディズニーランド、さらに都庁もぶっ壊すという、もうスケールがとんでもないことになっている。もはや四兄弟に敵なし、と言ってもいいくらい強い。そしてなにかと雑魚敵の前歯が折れる。毒の強すぎる政治批判も、バトルアクションも、ここまで振り切れていると面白い。2023/03/12
澪
11
終「ラドンはよろこび空かけめぐり、ゴジラはこたつでまるくなる」続「ひどい歌ですね」始「まったくだ。季節感を完全に無視している」のところが一番のお気に入り。きっと続さんが言いたかったのはそこじゃないと思うんですが・・・。それに突っ込むとこそこなんだ・・・。2010/10/05
ナハチガル
10
古典的なアクション映画や怪獣映画と違って、主人公たちの行動が原因となって、多くの一般人が死傷する様が書かれている。兄弟に敵する自衛隊や米軍も悪ではなく、任務を遂行しているに過ぎない。「日本が 滅びるのは、いっこうにかまいません」と嘯かせたり、「気にしたってどうにもならんのだから」と開き直ってみせたりしているものの、実は主要人物から名もなきモブに至るまで、人間の愚かさや残酷さを執拗に描くことで、堕落と虚飾の象徴としての東京を、滅ぼされるに値するソドムのように見せているのかもしれない。2022/12/25
浮草
9
30年ぶり再読。当時はまだまだ新しかったディズニーランド、レインボーブリッジとか東京ドーム、都庁ビルなどが容赦なく破壊されていく。もちろんどんなに似ていても実在の存在とは一切がかわりないファンタジーですけどね(笑)2021/02/05