内容説明
妻の香代子を捨てて蒸発し、失踪宣告が下されていた夫・植田保輝が８年半もして、突然姿を現わした。だが、香代子はすでに別の男と再婚していた。強硬に復縁を迫る植田に、困り果てた香代子は、弁護士・日下文雄の事務所に相談に訪れた。迫力ある法廷場面と、死体なき殺人の謎を描く長編推理の力作。
感想・レビュー
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コマンドー者
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和久氏の80年代後半の法廷推理長編。失踪宣告を発端にした死体なき殺人事件をテーマに迫真の法廷推理として展開する。氏としては標準的な出来であるが、最後まで安定して楽しめる。2023/04/24
