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講談社学術文庫
結社と王権

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061598263
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0136

内容説明

王はどのようなところに生まれ、国家はいかに形成されるのか、また共同体社会とのつながりは?王権と共同体の間に無限の距離を見出す人類学的な視線を日本文化に向けたとき、どんな姿が浮かび上がるのか。血縁や地域を超えて人々を結びつける幻想的共同体「結社」の存在分析を足がかりに、日本的王権=天皇制の構造と国家形成の道筋を考察する。

目次

第1部 王権から天皇制へ(王と天皇のはざまに;近代天皇制をめぐって;大嘗祭その他)
第2部 結社の基層へ(結社の考古学のために;結社・共同体・国家;行基、または結社の挫折;勧進/聖論のための覚書)

著者等紹介

赤坂憲雄[アカサカノリオ]
1953年、東京都生まれ。1978年東京大学文学部卒業。東北芸術工科大学大学院教授。同東北文化研究センター所長。日本思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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AR読書記録

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相当苦戦しました... とりあえずメモ.「ここで大切なのは,バルトがわずかな日本滞在の見聞をもとに書いた日本文化論の,わずか1ページにも満たぬ天皇と皇居にかかわる記述が,それ以降の天皇制論のひとつの大きな流れをささえるバックボーンになってきたという,わたしたち自身の知の状況の限界であり,歪みといったものであろう」.日本人も自分たちで思っている以上に天皇(制)のこと理解していないよね.システムという意味でなく,自分にとってのそれがどういう存在であるかといった意味において.2012/05/15

いちはじめ

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赤坂憲雄が天皇制にこだわっていた時期の著作。近年の東北学関連の著作よりも、この頃の方がスリリングな論考が多かったような気がする。2007/07/16

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