講談社学術文庫<br> 孝経 全訳注 大文字版

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講談社学術文庫
孝経 全訳注 大文字版

  • 加地 伸行【著】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 講談社(2007/06発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061598249
  • NDC分類 123.7
  • Cコード C0110

出版社内容情報

人間観・死生観の結晶 儒教の古典を読み直す

本文18章と付篇1章から成る小篇である『孝経』は、
孝道を論じた儒教の経書で、古来永く読み継がれてきた。しかし、単に親への孝行を説く道徳の書ではなく、中国人の死生観・世界観が凝縮された書である。
『女孝経』『父母恩重経』「法然上人母へのことば」など中国と日本の『孝経』周辺資料も多数紹介・解読し、精神的紐帯としての家族を重視する人間観を分析する。

従来、『孝経』と言えば、子の親への愛という、いわゆる親孝行と、孝を拡大延長した政治性という、いわゆる統治思想と、この両者の混在といった解釈がなされることが多く、それが『孝経』の一般的評価であった。そうではない。『孝経』全体としては、やはり死生観に関わる孝の宗教性が根本に置かれている。その上に、祖先祭祀・宗廟といった礼制が載っているのである。――<本書「『孝経』の主張」より>

第1部 『孝経』訳注
第2部 『孝経』とは何か
第3部 『孝経』の歴史
第4部 『孝経』・孝に関連して
附編 『孝経』関係テキストの図版


加地 伸行[カジ ノブユキ]
著・文・その他

内容説明

本文十八章と付篇一章から成る小篇である『孝経』は、孝道を論じた儒教の経書で、古来永く読み継がれてきた。しかし、単に親への孝行を説く道徳の書ではなく、中国人の死生観・世界観が凝縮された書である。『女孝経』『父母恩重経』「法然上人母へのことば」など中国と日本の『孝経』周辺資料も多数紹介・解読し、精神的紐帯としての家族を重視する人間観を分析する。

目次

第1部 『孝経』訳注(凡例;引用・参考文献)
第2部 『孝経』とは何か(はじめに;『孝経』の構成;『孝経』各章の特色;『孝経』の主張;『孝経』の成立;死と考と『孝経』と)
第3部 『孝経』の歴史(テキスト(今文・古文)の問題
『孝経』の注解
中国・日本における『孝経』とその周辺
忠について)
第4部 『孝経』・孝に関連して(『孝経』・孝の参考文献;『孝経』の周辺資料;考と宗教と;考と日本人と)
附編 『孝経』関係テキストの図版

著者等紹介

加地伸行[カジノブユキ]
1936年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。専攻は中国哲学史。大阪大学名誉教授。現在、同志社大学専任フェロー。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kawai Hideki

89
儒家の基本経典の一つ。孔子と弟子の対話を通じて、儒教における孝の概念を解説。要は親孝行の孝なのだが、もっと普遍的かつ宗教的な意味を持つ。親に対するまごころを全ての人間関係の基本とし、兄弟、君主、友人に対しても同様のまごころを持って接せよ、と説く。さらに、そのまごころを、過去に遡らせると先祖崇拝に、未来に向けると子孫繁栄に繋がる。解説も充実。孝をめぐる仏教と儒教の論争、経文で説かれる親の恩、日本や中国における孝行物語の紹介、キリスト教での孝の考え方など、縦横無尽。高齢化社会のあり方を考える上でも参考になる。2015/06/19

司馬漬け海苔

3
解説が充実している。特に日本における孝の精神については、孝経関連以外の資料も紹介しながら、書いている。一般が手に取れる本としては貴重2010/05/09

山崎 邦規

0
解説はほとんど読まず、テキストとしての書き下し文だけ読んだ。老荘や墨子なら理解は困難になるが、儒教であれば、言わんとしていることが私には明快なので、書き下し文に体当たりしても失敗は少ない。孝経は儒教の基本線であり、私もこれを読めば心地よい感じになる。父母はよく孝養し、兄は敬い、夫婦は和するといった、基本的な価値を述べており、別段異議を唱えることはない。中国の思想というレッテルで攻撃する人はあるかもしれないが、私はそんなアレルギーもなく、むしろ親しんだ考え方である。これで何が起こる訳でもなく、普通な知見だ。2023/06/27

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