内容説明
本巻は、明治から現代までを対象とする。戦前までは、福沢諭吉、ベルツ、ハーン、漱石、タウト、和辻哲郎、三木清等の日本人論に即して展開、戦後は多様化した研究を背景に、「社会」「ことば」「こころ」「比較文化」の四側面から日本人像を探り、その全体像に迫る。はたして日本人は変ったのか。
目次
明治時代(福沢諭吉;E・ベルツ ほか)
大正時代(夏目漱石;権田保之助)
昭和時代―昭和二〇年まで(B・タウト;和辻哲郎 ほか)
昭和時代―昭和二〇年以降(社会に見た日本人;ことばに見た日本人 ほか)
「日本人論」をふりかえる―終章(持続する日本人の特性―昭和二〇年以前;日本人は変ったか―昭和二〇年以降)