出版社内容情報
【内容紹介】
科学技術文明の急速な浸透はさまざまところで人間と自然の調和に蹉跌を生じている。公害や自然災害はいったい何に起因するのだろうか。生物科学と社会・文化科学を架橋すべく脚光を浴びて登場した生態学は今日必修科学の一つであり、地球規模での視点が要求される今日、真の生態学的知識が必要であろう。本書はそうした要請に応えるべく生態学の基本用語を項目別に記述し参考文献を付した、斯界第一人者の手になる入門書の白眉である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ローレンツ🐾
6
かなり古い本だが中身は非常に面白い。講談社学術文庫だけあって、中身は本格的な学術書。生態学の基礎を理解するにはいい本だと思う。2021/01/07
鶏肉とオクラのパスタ
2
物理・生理的学問と人文科学の間にある層が生態学。2021/07/18
mashi
1
面白かった。古い本だからこれだけをもとにものは言わないけど、(デジタル化されたものも含む)文化情報資源の長期的(持続可能的)な保存を考えるにあたっては生態学や環境学に学ぶところは大きいんじゃないかなと漠然と思ってます。2018/01/09
じょういち
0
序盤は専門用語も多く難解で理解が覚束なかったが、人間寄りの話になるとまずまず読めた。文明の生態史観を補填する意味も成していると思う。経済も人間と環境の構成によって成立している要素が多くあることには納得した。2013/09/11
mochi
0
生態学を本格的に学ぶ学生のための入門の本、という感じで自身には難しく且つ退屈に感じた。2013/04/28