出版社内容情報
我々の宇宙はどのように誕生し、進化したか?宇宙に終わりはあるのか?初等的な物理学を予備知識として、あくなき謎に挑む独習書高校レベルの予備知識から出発し、読者が独力で現代宇宙論のエッセンスを理解できる独習書。無からの宇宙誕生から、元素の合成、天体の形成、そして宇宙の未来まで、宇宙の進化の歴史
に沿ってわかりやすく解説する。
第1章 宇宙史の五大事件と地球史の五大事件
《エポック1 宇宙の誕生――宇宙開闢の物語》
第2章 膨張宇宙の観測
第3章 フリードマン方程式
第4章 無からの宇宙(時空)の誕生
第5章 インフレーション期
第6章 ビッグバン宇宙
《エポック2 宇宙の晴れ上がり――輻射と物質の時代の終わり&暗黒時代の始まり》
第7章 3K宇宙背景放射の観測
第8章 宇宙の熱史
第9章 力の分離と物質の誕生
第10章 元素の合成
第11章 宇宙の晴れ上がり
《エポック3 宇宙の再電離――暗黒時代の終わり&天体時代の始まり》
第12章 宇宙再電離の観測的証拠
第13章 宇宙再電離の物理
第14章 最初の天体
《エポック4 星と銀河の形成――構造形成の時代》
第15章 大規模構造の観測
第16章 重力不安定と天体の形成
第17章 銀河形成の古典的シナリオ
第18章 ダークマターの観測
第19章 ΛCDM構造形成モデル
第20章 3Kの音響パターンとバリオン振動
《エポック∞ 宇宙の未来――時空の果て》
第21章 加速膨張の発見とダークエネルギー
第22章 宇宙と時空の未来
付録A 定数表
付録B 物質粒子と力の粒子
付録C 参考文献
福江 純[フクエ ジュン]
著・文・その他
内容説明
誕生の瞬間から、未来の終焉までの宇宙の進化史を読者が自力でたどれるように工夫した独習書。最小限の予備知識で、この大宇宙を解き明かす!
目次
エポック1 宇宙の誕生―宇宙開闢の物語(膨張宇宙の観測;フリードマン方程式 ほか)
エポック2 宇宙の晴れ上がり―輻射と物質の時代の終わり&暗黒時代の始まり(3K宇宙背景放射の観測;宇宙の熱史 ほか)
エポック3 宇宙の再電離―暗黒時代の終わり&天体時代の始まり(宇宙再電離の観測的証拠;宇宙再電離の物理 ほか)
エポック4 星と銀河の形成―構造形成の時代(大規模構造の観測;重力不安定と天体の形成 ほか)
エポック∞ 宇宙の未来―時空の果て(加速膨張の発見とダークエネルギー;宇宙と時空の未来)
著者等紹介
福江純[フクエジュン]
1956年山口県宇部市生まれ。1978年京都大学理学部卒業。1983年同大学大学院(宇宙物理学専攻)修了。京都大学理学博士。大阪教育大学助手、助教授を経て、大阪教育大学天文学研究室教授。専門は理論宇宙物理学、とくにブラックホール降着円盤やブラックホールジェットなど。天文教育にも関心が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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