出版社内容情報
学部1年生から「量子場の理論」に慣れ親しむための入門書。予備知識を最小限度に抑えて,ゼロから学んでいく。ていねいに説く「量子場」の基礎の基礎。学部1年生から「量子場の理論」に慣れ親しむための入門書。予備知識を最小限度に抑えて,ゼロから学んでいく。場の理論はむずかしくない!
第0章 場は変化の舞台
第1章 空間を格子に切って考える
第2章 生成・消滅演算子への第1歩
第3章 ブラの導入
第4章 状態の時間変化
第5章 飛び移る粒子
第6章 境界条件と直交系
第7章 連続な空間へ
第8章 無限に広い連続空間
第9章 波束の運動と古典力学
第10章 同じ種類の多粒子系――ボーズとフェルミ
第11章 波動関数の対称性
第12章 フェルミ・ディラック縮退
第13章 ボーズ粒子の集まり
第14章 コヒーレント状態と調和ポテンシャル
第15章 クーロン相互作用
第16章 場の方程式
西野 友年[ニシノ トモトシ]
著・文・その他
目次
場は変化の舞台
空間を格子に切って考える
生成・消滅演算子への第1歩
ブラの導入
状態の時間変化
飛び移る粒子
境界条件と直交系
連続な空間へ
無限に広い連続空間
波束の運動と古典力学
同じ種類の他粒子系―ボーズとフェルミ
波動関数の対称性
フェルミ・ディラック縮退
ボーズ粒子の集まり
コヒーレント状態と調和ポテンシャル
クーロン相互作用
場の方程式
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
御光堂
2
量子力学を学ぶ以前に場の理論を学んでしまおうという本。場とは本来何なのかというのが説明不足な気がする。量子力学を学ぶ前に、ブラケットとか演算子とかを扱われてもピンと来ないので、やはり量子力学の基本的なことは知っておいた方がいいと思う。量子力学の勉強とともにあわせてこの本を読めば、逆に量子力学を学ぶ参考にもなる。2019/03/21
さーど
0
場の理論について、格子系から出発して連続体を説明し、後半でご存知のシュレディンガー方程式を導く。 イチから読むと確かに分かりやすいが、量子力学をかじった初学者は、シュレディンガー方程式から出発しないやり口に少し戸惑うかもしれない。 かなり分かりやすく書かれており、よく使う物理数学公式もちゃんと説明があるので、基礎の確認にも使える。2018/05/11